たまごんのブログ

柔軟な発想が特徴でミニマリズムや死生観などについて語っています.

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なぜ地方のコンテンツは集客がすくないのか

今回は、これからの地方の話をしていきます。

そういえば、地方ネタは久しぶりになりますね。

こちらは、近年の地方社会について僕が考察したことを中心に構成しています。

地方の場合、地場産業に恵まれていないと中央からの公的資金を頼りにしているところもあります。

事実、僕の暮らしている地方ではこうした状況になっています。

ところが、現地では中央から投入された公的資金の多くは、前の市長が長年芸術祭などに投入してしまいました。

しかしながら、その内実は市外からのお客さんもほとんど来なくてガラガラしていることが多かったため、市の職員に動員を呼びかけていたほどです。

つまり、お客さんは市の職員やその関係者が中心になっていたわけです。

 

したがって、経済効果はほとんどなく、民衆のマインドとは論理学の意味する包摂関係が成立しなかったというのが実情です。

 

 

たまごんの歯ぎしり

現地は、道路が整備されていて中央にもアクセスが良く、交通条件に恵まれているところです。

にもかかわらず、人口減少が深刻で現地では『政令指定都市のなかでは最初にポシャるのではないか』などと囁かれることもあります。

しかし、中央から交付された公的資金の多くが前述した芸術祭に使われたことなどで、ついに業を煮やした中央政府がその市長を官邸に呼びつけ、説教をする事態になりました。

この話は、現地ではけっこう有名で地元誌でも記事になり、行政職員や政治に関心のある住民は知っています。

だからといって、その前市長の人格まで否定するつもりはありませんが、平たくいうと理想論が多くお花畑寄りの方でした。

彼にしてみれば、そうした芸術祭を開催することで、遠方からのお客さんや移住者を呼び寄せることに繋げ、相乗効果を期待していたわけですが、客観的に思料すれば失敗だったことは明白です。

 

なぜ地方のコンテンツは集客がすくないのか

ところで、パブリックな場所で開催される大規模なフェスティバルの場合、たとえば首都圏の場合では代々木公園などでアースガーデンやアースディやオーシャン・ピープルズなどがあります。

ちなみに、アース系のフェスティバルはときどき地方でも開催されることがあります。

しかしながら、首都圏と地方のイベントではスペースも出店数もお客さんの数も異なります。

また、首都圏のこうしたフェスティバルになると首都圏だけでなく、地方からもたくさんの来客があります。

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参考サイト:代々木公園イベント&フェス2019情報


したがって、パブリックな場所で開催される大規模なフェスティバルを見慣れた人たちが、地方で多少斬新さをアピールしたイベントを開催しても来客するか、とシミレーションしてみるとそういうわけではないことが導出できるでしょう。

ちなみに、アート活動をしたりクリエイティブなネットコンテンツを作ったりしている個人や少数チームの場合、ときどきぶっ飛んだ作品を作って規格外の結果を出す人たちもいます。

転じて、パブリックコンテンツ(とくに箱物)の場合、ヒットさせるにはコストが掛かりすぎるため、実際には失敗だったとしてもそのことを認め難いのでしょう。

ただし、自治体が協力したフェスティバルには特例的にうまく行っている事例もあり、そうした話についてはもうすこししたら別の記事で説明することを検討しています。

 

公務と客観的視点

さて、時計の針をすこし巻き戻し、地方行政の話をします。

現地の住民の気質は、率直にいうと総じて勤勉ですが、パッシブで事大主義です。

前述した芸術祭に携わっていた市の職員も、基本的にまじめな人が多いと思います。

が、一般的な業務に比べるとおもしろい仕事だということも関係し、異議を唱え難く、長年そうしたことが踏襲されていったのではないでしょうか。

ところで、複雑な問題が生じる場合、そうした連立方程式の正確な解法を合理的に探すためには、政策を立案し実施するところと、客観的に分析し評価するセクションを切り離すべきではないでしょうか。

ちなみに、現地のいまの市長は自民党系で話をした方々によると、すこし天然が入っているそうです。

とはいえ、人物評のほうは理性的なリアリストとのことで評判は良いです。

これからも、ときどきウォッチしていこうかな。

 

参考記事

ydet.hatenablog.com