たまごんのブログ

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イギリスのブレグジットと海洋自由

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イギリスのEUからのブレグジット(離脱)と海洋自由の関係について説明してきます。

僕は以前から、イギリスのブレグジットに関心がありました。

理由は道州制を考える上でも参考になるからです。

 

 

海洋自由とは

さて、イギリスのEU離脱は、下院で慎重論が出たことなどから延長するということになりました。

しかし、イギリスがEUから離脱まともな合意を得ないままブレグジットし続けることはありえるのではないでしょうか。

いまイギリスが、EUからブレグジットしたら関税を引き上げられる可能性があることも事実です。

ところが、シンプルに地政学で考えると、イギリスは日本と同じ、海洋国です

海洋国では、大陸国と比べると人やお金の動きが流動的ではありませんが、とくに欧州には海洋自由という概念があります。

これはどういうことかというと、日本人のほとんどは理解していませんが、国際的な交通を重視するためにどのような国も公海を領有すべきではないという、17世紀にグロティウスが主張した説なのですが、公海自由の原則として欧州を中心に認知されている考え方なんです。

したがって、イギリスがEUからブレグジットした場合、孤立するのではなく、多少関税を引き上げられても周辺国との海路をベースにした貿易を続けることで、関係を維持していくことになるのではないでしょうか。

なお、さっと調べましたがネット上にもイギリスのブレグジットと海洋自由を絡めて解説している記事は、まだ見掛けませんでした。

付記すると、地政学的にも特殊な条件を満たしていない他のEU加盟国のほとんどは前述したようなことができるわけではないし、たとえ他にいくつかブレグジットする国が出たとしてもドイツは最後まで残るでしょう。

こうした話は、これから佐藤優さんや副島隆彦さんや手嶋龍一さんたちが、説明していくことになるかもしれません。

※こちらは追記になります。

佐藤優さんと手嶋龍一さんは、中公新書ラクレから2017年の暮れに『独裁の宴』、翌年の暮れに『米中衝突』、そして今年(2019年)の暮れに『日韓激突』を出版されました。

ちなみに、『日韓激突』では北東アジアの日米韓安保体制や各国の動向について精緻に分析されています。

とりわけ、国際情勢や政局の分析には地政学的な考え方は欠かせず、そのためには『海洋国家』と『大陸国家』の概念を理解することの必要が強調されています。

参考書籍

 

イギリスの世論

さて、佐藤優さん流のマインドで考えるとイギリスはEUからのブレグジットを正当化するために、BBCなどのドラマを通し、国民の世論を誘導するようなことを行っていくのかもしれません。

ひょっとすると、そうしたことはもう行われているのかもしれません。

とすれば、時間的連続性を経てもイギリス社会の底流にあった社会通念に変化が起きている可能性があります。

もし、そうなら人権国家のイギリスでさえ、新たな移民の受け入れにはギブアップしているということになりますから実に考えさせられます。

 

人道主義の必要

僕も、日本が積極的に移民を受け入れる方針には賛同できかねます。

けれども、他の人の人権や日本文化を尊重し、既に定住している移民(障害者や病人も含め)は、乱暴な論調で非難するのではなく、日本社会のメンバーとして普通に接するべきです。

なお、前述の日本社会のメンバーである移民には、安定した環境で暮らしてもらうことが順当でしょう。

一応法治国家であるなら、人道主義に基づき人権やプライバシ―にも配慮するべきです。

ハンディのある場合は、なおさらです。

参考サイト:英下院、ブレグジット法案を6月初めに審議へ 夏休み前のEU離脱に意欲 - BBCニュース

参考記事

ydet.hatenablog.com

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