たまごんのブログ

精神的に遊牧民化している人間のブログ.

時間と言葉

こちらは、Ghettoに掲載していたテキストを編集し、メッセージ性の高いテキストコンテンツに仕上げました。

Ghettoや出会いや運命について語り、言葉を寄せています。


海辺の散歩者

最近、自殺系サイトに出入りするようになった時期のことを思い出すことがありました。

こういう話をするのは、以前ほど意味を感じなくなりましたが、過ぎ去った日々の私事を語るのは気恥ずかしいものですね。

僕がひんぱんに自殺系サイトに出入りするようになったのは2000年代はじめの大学生のときです。

けれども、もう20年近く前の話になるので、正確な時期は失念してしまいました。

それにしても、ネットの場合、現実世界と時の流れが異なりますが、時間が経つのはあっという間です。

思い起こせば、当時の僕は、対エントロピーの高い典型的なギークでした。

だから、自殺系サイトに出入りしたり、プログラムを書いたり、カルドセプト女神転生などのマニア向けのゲームをプレイしたり、岡崎京子さんや山本英夫さんの漫画を読んだり、ドアーズやピンクフロイドを聴いたりしていてしばらくカウチポテト状態でした。

当時は、ワンルームアパートの薄暗い部屋のなかで、ヘッセやカミユや村上春樹鶴見済さんの本を読み耽ることもありました。

とくに、鶴見済さんの本は何度も読み返しましたが、『完全自殺マニュアル』と『無気力製造工場』と『レイヴ力』(こちらは清野栄一さんとの共著)をよく読んでいました。

もともと、内省的でインドアなタイプだったんです。
f:id:ydet:20191008163451j:plain


Ghetto

Ghettoは、一度リニューアルしています。

ちなみに、旧サイト名は『自殺サークル』でしたが、産声をあげたのは2003年10月8日です。

当時の自殺系サイト界隈は、黎明期の気配が残っていました。そのためまだ参入障壁が低く、雨後の筍のようにたくさんのサイトが登場しました。

Ghettoを創設してから長い時間が流れましたが、心の中にあるノートを読み返す機会があると、さまざまな人との出会いがあったことを思い出すことがあります。
f:id:ydet:20200712203038j:plain

その中には、弱い人もいましたし、強い人もいました。愚かな人もいましたし、賢い人もいました。地元のことしか知らない人もいましたし、さまざまな社会のことを知っている人もいました。途轍もない人もいましたし、規格外の人もいました。

そういえば、Ghettoを利用していた人の場合、比較的就職や社会復帰率が高く、なかには自分の専攻している分野である程度成功し、いまでもときどき連絡をくれる人もいます。

そうはいっても、固有名詞を挙げてそういうことを言うのは、他の人の成功に胡坐をかいているようでおこがましく、詳しいことまで話す気にはなりませんけどね。

出会いで人は変わる

さまざまな出会いを経験したことで、希望を持つきっかけにもなりました。

定期的にお付き合いさせていただいた人やコミュニティは信用できるところばかりでしたので、本心から感謝しています。

しかし、いままでの人生けっしていいことばかりあったわけではありません。ときには心の芯がえぐられるような修羅場に遭遇したこともありました。その結果、生き抜いていくために必要な機知や胆力が備わりました。

いまや、僕は30代で結婚歴はなくて子供はいませんが、困難や修羅場を乗り越えることができる知恵はこの界隈に継承されていけばいいかな、と考えることがあります。

もっとも、他の人に個人的な価値観を押しつけたり、自分の鋳型に他の人を容れたり、必要以上にプレゼンスを示したりする気はありません。

でも、いままでにGhettoの常連だった堕天使(ハンドルネーム)さんがサイトに影響され、自殺系サイトを作って数年間運営されたり、同じく常連だったりのさんがメンタルヘルスサイトを作って短期間運営されたりしたこともありましたね。

運命

少し話が変わります。

人文系の教養のある仙台出身のイカした漫画家が、出会いを重力や運命だと言っていましたが、運命はあらかじめ定まっているものだとも言っています。

他にも、運命は偶然ではなく、やはり何かしら理由があるという話もありますので、Ghettoを利用された人は多少のご縁を意識してくださると嬉しいです。

そして、抱えられている問題が緩和されること以外にも、ご縁をきっかけに視野を広げられてご自身のやりたいことを見つけられたり、意外な長所やスキルに気づかれたりして人生の次の道につなげられる人が増えることも願っています。

そういった意味で、スリーパーを起こし、ポテンシャルを上げていくきっかけになれば幸いです。

ついでにいうと、人は他人からすればささやかであっても、パンと水と希望があれば生きていくことができます。

たとえば、デンマークの哲学者キルケゴールも言っていますが、死に至る病とは絶望のことです。

だから、どうか自殺をお考えの人も自殺系サイトをときどき利用されている人も、ご自身と希望を大切になさってください。
f:id:ydet:20200712202809j:plain



参考記事
ydet.hatenablog.com
ydet.hatenablog.com


参考サイト
www.cotodama.org