精神的遊牧民

精神的に遊牧民化しているミニマリストのブログ.

教養ブーム

近年は、教養ブームです。

大規模な書店に行ってみると、社会人向けの数学や日本史の実用書や参考書が目立つところに陳列されていますよね。

たしかに、社会に出てから学力の欠損を補完して見聞を広めようとしたり、本格的な教養を身に付けることで豊かで実りの多い人生にしようとしたり、昇進や資格取得を目的にしたりして地道に勉強をしている人はある程度います。

しかし、定期的に勉強する習慣のない人の場合、読書ノートを作ったり、重要箇所のメモを取ったり、感想や要約をブログやSNSにまとめたりするといった、知識を応用するために必要なことを実践していることはすくないでしょう。

というのも、こうした場合、定量的な学習を軽んじ、現下の日本社会でマイナーとされている分野の専門書を流し読みしたり、分りやすい要約を知ったくらいで、その学問を理解したと勘違いしていることも多いと思うからです。

しかしながら、こうした場合に習得した内容というのは、名目内容とは似て非なるものどころか、本質において教養や知性とは対極に位置付けづけられていると思います。

こちらで指摘した状態になっている場合、現下の日本社会でマイナーとされていることに未熟な自己愛を絡め、自分が特別な存在であるなどと夜郎自大な方向に突き進むこともあるかもしれません。

また、ひょっとすると自分のことを、アウトサイダーや有識人や知識人のように思うことで、自画自賛したり他の人や世の中に優越感を抱いたりしているのかもしれません。

それから、こうした場合、人生経験が不足していたり、狭い社会のことしか知らないことで他の人の尊い権利を軽んじてしまいそうになることもあるかもしれません。

しかし、ある程度の見識が具わった人間からすれば、人目をはばからずに肩で風を切って歩くほど自己愛が過剰なピエロや得体の知れない浮き草のようにしか見られていないと思います。

もし、人格がさほど成熟していない場合も、まっとうな良識や客観性があるなら、こちらで説明した困った人にはならないよう気をつけなければいけません。

とはいえ、これは僕もときどき注意していることです(笑)。

誰でも、ついこうした方向に行ってしまいそうになることがときどきはありますよね。気をつけましょう。


参考書籍


参考サイト
www.itmedia.co.jp