精神的遊牧民

精神的に遊牧民化しているミニマリストのブログ.

地域コミュニティ

今回は、地域コミュニティに関する内容です。


近年の地域コミュニティ

近年の日本では、町内会などのコミュニティが他国にはないことや加入が任意であるという認識が定着したことで、全国的に未加入者や脱会者が続出していることが話題になっています。

ところで、町内会費の集金や掃除を病人やハンディのある人がパスすることが多く、旧来のシステムがスムーズに機能していないという話も聞いたことがあります。

しかし、そういう場合は、定量的な活動にこだわらず集金や清掃専門の有給制の役職を設け、各担当者が行うというのも合理的ではないでしょうか。

合理的配慮の必要

そもそも、存続が難しくなってきた地域コミュニティの場合、病気やハンディがあったり、高齢だったり、仕事で多忙だったり、昼夜逆転したりしている方への合理的配慮も必要でしょう。

したがって、会費の支払い方法に年払い制を設けるなど、柔軟に対応することも必要な場合もあるのではないでしょうか。ちなみに近年は、会費をまとめて支払えるようにしている町内会などが増えているそうです。

ちなみに、僕の在住している地域コミュニティの人たちも高齢者が中心です。そのため僕とは共通点がすくなく、基本的に年に数回、挨拶をするくらいしか交流はありません。

そもそも、僕の場合、仕事などの関係で昼夜逆転している時期が長かったこともあり、地域コミュニティの人たちとは一部の知人たちを除くとお付き合いがありません。

ところで、回覧板の受け取りは任意なので、僕のところは飛ばすようにお願いしていますが、ご近所さんには快諾していただいています。

ちなみに、僕が実施したり提言したりしている回覧板を飛ばしたり、会費を年払いにしたりするくらいであれば、昨今の社会構造や情勢の変化に理解のあるところなら了解してくれるでしょう。

それから、町内会などへの加入は任意で、脱会については過去の判例から脱会の意思を伝えた時点で脱会できるようになっています。

だから、未加入のままや脱会されるよりは、合理的配慮を導入したほうが地域コミュニティにメリットがあるでしょう。

価値観の多様化

ところで、ネット世代は、それより年代が上の世代に比べると、地域や仕事やプライベートはそれぞれ別個のものであると区切って考えている人が多いですよね。

ネット世代になるとほとんどがそうです。ちなみに僕も、ずっとそう考えています。

また、在住している場所について、帰属したり参加したりしたい共同体と考えるか、基本的に寝起きや生活をする私的なところだと考えるか、といったことは一般常識で考えても個々で決めて棲み分けしていけば良いことです。

現代は、後者が多数派ですが、昔に比べると人の流れが流動化していますので、こうした現実もコミュニティを維持していく上で配慮したほうがいいでしょう。

ちなみに、スマホタブレットが普及する前と後では、多くのユーザーの時の質と価値観が変わりました。

いま、僕がこう感じているのは、現実とネットの世界では情報の様式が異なることが関係(ネットの世界は情報が圧縮されている)し、時の質と流れが二分化されているからでしょう。

しかし、人によってその割合は異なるものの、二つの時間の中を生きるということは、けっこう幸せなことでもあると僕は思っています。
14周年 - 精神的遊牧民

そして現実の人間関係よりも、SNSなどのネット上のコミュニケーションが重視されるようになりました。またネット上の影響力や評価がステータスになってきましたが、社会に提供するリソースもハイブリッド化してきています。

それから、近年は、全国的に都市部を中心にシンプルでライトな人間関係や社会を望む人が増えましたよね。このように価値観が多様化したことへの社会のコンセンサスが形成されていったのは、ネット世代が社会の中間層になったことが関係しています。

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これからのコミュニティ

ところで、近年、町内会などの有無を問う論争なども報道されていますが、僕はそういう論争には興味がありません。

しかし、とくにハンディのある人や後からやって来た人たちにも配慮した中間共同体はあったほうがいいと思います。また希望者同士で相互扶助ができたり、お茶を飲みながら雑談ができたりする中間共同体もあったほうがいいと思います。

もちろん、外国人の住民たちにも理解される程度に、個々人の市民権に配慮したライトな仕組みであることが望ましいでしょう。

たとえば、洗練された公園の美しいスペースに、コーヒーカップを持ちながら愉快な気分で集まれるように。

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参考書籍

パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフ (文春文庫)