精神的遊牧民

精神的に遊牧民化している人間の個人ブログ。柔軟で型破りな言論が特徴です。

能力と適性

最近、学生時代のことを思い出す機会がありました。

学生時代は、さまざまなバイトをハシゴしていましたが、経験してきた職種は短期間のバイトを含めると運送会社での荷物の仕分けや商品の管理をしていたことが一番多かったと思います。

当時は、求人サイトで仕事を探すというのは、まだ一般的ではなく、ADSLの回線が登場したのも僕が大学生のときでした。ですからバイトを探すときは、市の中心部にあるバスセンターの掲示板の求人の張り紙(当時の現地ではその方法で仕事を探すことも主流だった)を見て、会社や手配師のところに連絡することが多かったですね。


ちなみに、現場の仕事だと経歴や能力よりもやる気でひとを採用する傾向がありますが、印象的なことがありました。

こちらは、個人がハンドルネームでやっているブログですが、具体的な日時や場所や当事者の個人的すぎる情報をぼかして紹介します。詳細を端折っていますので、後述する話は、人生の中で何回か該当しているとも考えられます。

ある現場労働が中心の職場でのことです。そこに後からやって来たある年長の後輩のことですが、彼は途中から転職を検討していました。後に、彼はあるひとに紹介され、大手のある業種の正社員の入社試験を受けたのですが、不採用になりました。

理由は、ペーパーテストの結果に問題があったということを、その職場を紹介したひとを経由して情報屋の同僚から聞きました。

現場の仕事をしているひとの中には、一般的な企業が高卒者向けの入社試験で実施している、知能や教養の程度を測定するペーパーテストに受かり難いひとがときどきいます。ひょっとすると軽度の学習障害の場合も多いのかもしれませんが。


こういうことは、さまざまな職種を経験しているひとや社会経験の長いひとはピンと来るかもしれません。もし、自分の側にそういう人間がいる場合も理解し易いと思います。

とりわけ、数学能力の欠損が目立つ場合、論理よりも情緒で行動することで問題が起き易くなります。総じて物事を細分化せず、別個の物事を混同してしまう傾向もあります。

彼の場合も、事務作業などの不手際を指摘されたりしても、理解を求める為に合理的な説明ができないという話をときどき聞くことがありました。

例のペーパーテストの話をした、情報屋の同僚はある程度気遣いができ、さほど差別的ではなかったのでその話し方も客観的なものでしたが、先述したような問題が生起する可能性を裏メッセージとして僕に伝えていたのだと思います。

例の後輩については、外向的で人当たりは悪くありませんでしたし、自動車の運転がけっこう得意で接客や営業には向いているなど長所や良い面もありました。しかしときどき垣間見えた極端な解釈や言動からは、彼の場合は規格外かもしれないと直観させられもしました。

とはいえ、こちらで紹介したようなひとの人格を否定するつもりはありません。当時は僕も人生経験が浅かったからそういう類いのことにまで気付き難かったというのが実情でした。でもこういうことって、学校では教えてくれないけれど、実社会では重要なことなんですよね。


実際、僕自身もけっこうそそっかしくて極端な方向音痴でした。空間把握能力が低いという特徴があったし、ADHDアスペルガーの傾向があるので、現場の仕事をしているとときどき勘違いされることがありました。

事実、そうした状態が原因で学生時代に障害者手帳を取得しようと考えたこともありました。しかし自分の場合は超方向音痴なこと以外にときどきイラッとして気が散り易くなることがありますが、気質によるところが大きいです。

しかし、年齢を重ねるにつれて短所をカバーする為の技術を習得していきましたので、以前ほどはハンディになっていません。

難しい話になりましたけど、学業でも職業でも資格の取得でも趣味でも尽力したいことは、自分の適性や社会情勢を分析し、複数の立場のひとの意見を参考(先入観を入れないで客観的意見になるように配慮し)にしたほうが無難だということです。


参考サイト
www.skincare-univ.com


参考作品

モーツァルトとクジラ [DVD]

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