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シュリンクラップ契約と闇の企業

シュリンクラップ契約と同様の仕組みは、日本の地方の自殺や人口減少問題にも通じているところがあります。

5月30日、日本政府が発表した自殺対策白書によると去年の自殺者数は、2万1897人で前年より2128人減少し、7年連続で減少しました。

しかし、世界保健機関(WHO)のデータベースを基に国ごとの自殺死亡率を分析した場合、日本は世界で6番目になり、先進7ヶ国のなかで最高で国際的にも異常な状態だと考えられています。

また、日本では、中高年の自殺も深刻ですが、15~39歳までの死因の1位が自殺になっています。先進7ヶ国のなかでは、フランスやドイツの若年層の自殺者数が減少傾向にあるのに対し、日本のみ若年層の自殺者数が事故死を上回っているという状態が長期的に続いています。

その為、日本政府は、今夏、新たに自殺総合対策大綱を閣議決定する方針です。また厚労省も、若年層の自殺対策としてインターネットを活用した相談体制を整備し、若年層の自殺に歯止めを掛けることを大綱に盛り込むように提言しています。

おそらく、自殺問題の背景には相変わらず労働問題も関係しているのでしょう。
 
冒頭で指摘した、シュリンクラップ契約と同様の仕組みは、雇用契約就業規則などに応用されることでも、社会問題になっていたことがありました。そうした強引で非人道的なことが行われた場合は、その企業は闇の企業の可能性があります。

2008年の大晦日から、翌年の5日まで東京の日比谷公園では、派遣労働に従事してい難民たちが集まった年越し派遣村が話題にもなりましたよね。

その頃から、闇の企業の改善と是正を促す本格的な動きが形成され、昨今の諸外国で日本語の過労死(Karoushi)は超有名になり、外国の辞書にも載っています。

事実、日本の過労死(Karoushi)や労働問題の実態は、一般的な日本人の考えている以上に諸外国ではよく知られていることです。その為、観光に来る外国人が多い割に出稼ぎに来る外国人が少ないことの原因になっています。

闇の企業への社会的注目が高まったことで、通常の企業であっても、明らかなコンプライアンス違反や労働法違反を行えば、そうした企業体質はあっという間に噂になるようになりました。

特に、高信頼国や先進国の企業らしからぬ、強引で非人道的な横領や労働法違反などがあった場合は、二次的三次的な問題の要因になる可能性も指摘されるようになり、昨今は経営者や管理者が責任を問われて逮捕されたり、交代させられるようになってきました。

そして、2015年の12月25日に発生した、広告代理店電通の女性新入社員の過労死自殺事件は社長の辞任にまで及び、そうした流れはさらに加速しました。

また、強引で非人道的な横領や労働法違反などを隠蔽しようと関係者たちが口裏を合わせていても、時系列に細かい情報を分析されることでその主張との論理的整合性が、どう考えても合わない事態になることも増えました。

通常の企業の場合も、グループである以上、主に自分たちの過失によって発生した不祥事は自ら話そうとしない、ということが内在論理としてあります。

しかし、そう遠くはない近未来に、企業の不祥事が高確率で追及される可能性が発生し、自らが関わった不祥事を適切な方法で示すことによって、責任が大幅に軽減されたり、免除されるインセンティブが発生した場合、社員たちによって企業側の不祥事に関する情報が外部に流れるようにもなりました。


そのような場合も、自らの誤りを認めてきちんとした誠意を見せることで、問題の解決や緩和に繋げて生き延びる賢明な企業も増えました。

僕は、闇の企業と呼ばれる企業と関わったことはありませんが、闇の企業は社員やユーザーに模範解答と自社のルールにしたがうことを求めます。

そして、闇の企業は模範解答や自社のルールから外れた可能性のある社員やユーザーを好ましくない存在とみなし、糾弾することがあります。

しかし、優良企業であれば自社の不手際に起因したと考えられる社員やユーザーの行為が、模範解答や自社のルールから外れた可能性のある場合は自社のミスを疑います。

なぜなら、模範解答や自社のルールは時代の流れを考慮して更新させていくべきであり、社員やユーザーの意向も反映されなければいけないからです。

以前は、こちらも注意が必要な文章が読み難く、抽象的な内容が含まれていた時期がありましたが途中で気付きました。結局、読者の気持ちを忖度し、改善しましたからそのときも深刻な問題は起きませんでした。

ちなみに、世の中のコンプライアンス意識が高まったことも、企業側の不祥事に関する情報が外部に流れ易くなり、光があてられることに繋がり易くなりました。

現在、日本では闇の企業の改善と是正を促す社会情勢の影響などで、闇の企業や強引で非人道的なことを行う企業は減少傾向にあります。


参考サイト
www.mhlw.go.jp
www.mhlw.go.jp
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170530/k10010999851000.htmlwww3.nhk.or.jp
roudou-pro.com

参考書籍
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法

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