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日本人拉致事件

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日本人拉致事件

近年の僕は、北朝鮮による日本人拉致事件を扱ったサイトをときどき見ています。

日本人拉致事件とは、1970~1980年代を中心に北朝鮮工作員によって、極秘裏に日本人が拉致された事件です。

1970~1980年代には、日本国内で日本人が不自然なかたちで行方不明になる事件が多発していましたが、日本政府が認定した拉致被害者は17人しかいません。

拉致の目的は、北朝鮮が国際的に遅れていた分野の技術を補強することや日本に潜入させる工作員日本語教育を施すことなどです。

とりわけ、拉致被害者のなかでも最年少である13歳の横田めぐみさんの存在は日本国民に衝撃を与えましたが、現在でも北朝鮮による日本人拉致事件の解決は日本政府が最も力を入れている事案です。

僕自身は、今年は拉致被害者のご家族が参加した集会に出席する機会もありました。

昨日で、新潟の町から帰宅途中の横田めぐみさんが忽然と消えて39年目になりましたけど、ある集会で横田めぐみさんのご両親のお話を聴いていて僕は涙を禁じえませんでした。

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ちなみに、拉致被害者のほとんどは学業成績が優秀で地域で好評を得ていた人物達だったことは有名な話です。

蓮池薫さんは、中央大学の学生でしたし、横田めぐみさんも文部両道で中学一年生ながら地域のバドミントン強化選手に選ばれるなど中学校ではアイドル的存在でした。他の被害者達も優秀で、外交的な性格の好人物が多かったそうです。

また、横田めぐみさんをはじめとした一部の拉致被害者待ち伏せされていたという話も、他の拉致被害者達が北朝鮮での証言を記憶していて有名です。

そもそも、知能の高い人間や地頭の良い人間の生活習慣を見聞きしていると解りますけど、普段の彼らはリスクのある行動を取りませんし、適度に不規則性(ときどき通学や通勤ルートを変更するなど)を導入したりしていて隙がありません。

そういうタイプの人間が、夕方から夜分に偶然一人で海岸を歩いているというのは、限られていますし、多少でも被害者と関係のある人物からの情報がなければことに及ぶことは不可能でしょう。


参考サイト
www.rachi.go.jp


拉致のパターン

ちなみに、拉致には海上遭遇拉致・人定拉致・条件拉致の3つのパターンがあるとされてきました。

海上遭遇拉致の場合は、日本の海域に侵入しているときなどに目撃した漁船員などを拉致することです。

人定拉致は、標的にした対象者を指定して拉致することです。

条件拉致は、本国から年齢や性別などのおおよその条件の指定に基づいて該当者を拉致することです。

しかし、横田めぐみさんの場合は、帰宅途中に海岸近くの住宅街を歩いているときに拉致されていて、以前は遭遇拉致だったと考えられていましたが、最近になって実際には条件拉致だったと指摘されるようになりました。

少し長いですけど、産経ニュースの記事を転載します。


転載記事

日本人拉致事件が3つのパターンに大別されることは、6月22日に東京都文京区で救う会が開いた集会で明らかにされた。

 西岡会長と恵谷氏が示したパターンは、海上遭遇拉致、人定拉致、条件拉致の3つ。海上遭遇拉致は、海上で漁船に見つかった際に工作員が摘発されるのを防ぐため、さらっていくもの。昭和38年5月に石川県志賀町から出漁し、消息を絶った寺越昭二さん=失踪当時(36)=らの事件が該当する。


人定拉致は、拉致する対象者を工作員らがじっくりと選定した上で、北朝鮮に連れ去る。52年に工作員が日本人になりすます目的で、東京の三鷹市役所警備員の久米裕さん(91)=拉致当時(52)=が拉致された事件がこれにあたる。


 集会で、西岡会長は「海上遭遇拉致と人定拉致があるということは常識だった。逆にいうと、人定拉致こそが拉致の主流だというように思っていた」という。だが、いろいろ調べていく過程で、「1977(昭和52)年、78年の拉致についていろいろ調べると、もう一つ条件拉致があるのではないかということが分かってきた」と明かした。


 これまで昭和52年に拉致された松本京子さん(67)=拉致当時(29)、横田めぐみさんについては、工作員がたまたま目撃され、秘密の暴露を防ぐために拉致した遭遇拉致とみられていた。だが、西岡会長と恵谷氏が調べると、どうやら違っていることが分かってきたという。


 例えば、松本さんが連れ去られた際には、拉致現場近くに住む男性が現場近くを通った際に工作員の顔を見ているが、殴られただけで連れ去りはされなかった。この状況を根拠にして、恵谷氏は「偶発的に出会って連れ去られるのは海上でしかない、陸上ではないと判断した」と指摘。横田めぐみさんに関しても、事件と同じ月日の現場を見た上で、「めぐみさんも当初は遭遇拉致ではないかといわれていたが、真っ暗な中で(工作員を)目撃するはずもなく、めぐみさんは『若い女性を連れてこい』という条件拉致だったのではないか」と語った。


横田めぐみさんは偶然に拉致されたのではない 見えてきた日本人拉致の全貌(産経ニュース)」


引用サイト
www.sankei.com


被害者の人となりと個人情報

日本人拉致や背乗りは、現在も行われているという意見もありますが、先述したように日本政府が認知した拉致被害者の場合、優秀な好人物だったという解り易い特徴のある場合が多かったそうです。

しかし、一般的にこの種の行為は、被害者達は行方不明になっても不自然ではない地味な人が物色されることが多いそうですから公的に認知されていない場合も含めるとその数は計り知れません。

未遂に終わったと考えられる場合も含めて、被害者の周囲に居た人も事情をよく知らされないで情報収集などに協力させられていた場合もあったはずですけど、こうしたことは特定のネットワークとシステムなどの流れを利用しなければ難しいかもしれません。

被害者の待ち伏せが行われていたという話もありますから、現地で拉致に協力していた者によって被害者の調査は徹底的に行われていたことでしょう。

人定拉致と条件拉致の場合、標的にされた被害者の学校・職場・住所・戸籍・人間関係・体調・持病・資格・技術・思想・宗教・趣味・立ち寄り先・通勤と通学ルート・失踪しても目立ち難いかといった細かい個人情報の一つひとつが調査されていたことが推察できます。


参考サイト
www.bllackz.com


11月15日に思ったこ

ここまで書いた文章をざっくり読み直してみましたが、今回の記事の文章を拡大解釈すれば在日外国人や帰化人などの人種的マイノリティが拉致事件に沢山関与していたかのように解釈することも出来るかもしれません。

勢いで書いていたら長くなりましたけど、僕自身も比較的拉致問題で有名なところで育ちました。

その界隈は、在日外国人や帰化人が多く暮らしている特殊な場所で、ある程度の年齢になってから地元方面の友人や知人が在日外国人や帰化人だったと人伝に聞いたこともありました。

しかし、自分の地元方面の在日外国人や帰化人といったマイノリティの友人や知人からは、わずかでも関わっているかのような話さえ聞いたことはありません。

その界隈の人種的マイノリティの人達は、日本での暮らしが長かったり、3~4世だったり、混血が進んでいて多くは一般的な日本人とあまり変わりません。ですからほとんどの人種的マイノリティが拉致事件に関与しているといった偏見や誤解はしない方が良いと思います。

万が一、そういうことが起きていたとしたら、地方の狭い地域コミュニティでは矢張り噂になったりするはずですし、日本文化に親和性が高い日本人や遺伝的に純粋な日本人で多少人種的マイノリティの人と価値観や思想に差異があるからといって反感を感じられ不利益を被るようなことはまずないはずです。

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こういう本の読者の場合でもです。

www.amazon.co.jp

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こちらは、有田芳生氏が批判したことで話題になった漫画『日之丸街宣女子』です。


『日之丸街宣女子』は、近年の嫌韓やデモなどの社会運動を扱った作品ですけど、ある人から薦められて読んでみました。

リベラル寄りの自分も、普通に読んでみて勉強させていただきましたが、矢張り価値観や思想が異なるからといって、一方的に個人やマイノリティをバッシングすることも逆差別も間違ったことだと再認識させられました。

さて、事件の話に戻しますね。拉致事件の報道内容からは、人種的マイノリティに的を絞って捜査していたという話もありました。

それでも、拉致に積極的に協力していた人物を検挙できることが少なかったのは、そうしたことが逆に盲点になったり、被害者の学校や職場や地域コミュニティに関わっていた工作員が事件を隠蔽する為に捜査情報を収集していた可能性もあります。

また、未遂に終わったと考えられる事例も含めて、関係者や疑問を感じて事件解決のためにアクションを起こそうとした人の主張が注目されないように、学校や職場や地域コミュニティに関与していた工作員が被害者の信用を損なうなどの隠蔽工作をしていた可能性もあります。

そうした可能性があることも、最近は外部に漏れ易くなっているようですけど、さまざまな事情を踏まえると拉致問題の解決には政府直属の機関である拉致問題対策本部などが、独自に地方が見落とさせられていたことに注意しながら再度調べてみることも有効かもしれません。

地方に外圧を入れ、未遂に終わったと考えられる事例や騒動などからも拉致事件のプロセスにオーバーラップしている点に着目し、再度調べてみると事件解決のための糸口が解ってくるのではないでしょうか。

犯人やその協力者にとって、基本的な権利を侵害し易いように印象操作された共通点を持った被害者、そして拉致の疑いのある事例や騒動などからも被害者の学校や職場や地域コミュニティで挙動不審な疑わしい人物が居たことなども解ってくるのではないでしょうか。

僕は、拉致事件の深刻な地方に住んでいる人間の一人として一刻も早く被害者の方々(公的に認知されていない方も含めて)が救出されること、そして自尊心と尊厳を取り戻されて心に平穏が訪れることを切望しています。


参考サイト
www.rachi.go.jp

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