精神的遊牧民

精神的に遊牧民化しているミニマリストのブログ.

寝太郎ブログ

引き続き寝太郎さんの話題です。


寝太郎ブログ

寝太郎さんのブログ(http://mainennetaro.blog.fc2.com/)は、もともと本家サイト(Bライフ研究所)のサブコンテンツだったはずですが、サイトのほうはブログに統合されたということなのでしょうか。

ちなみに、この人は本名で出している著書も売れていますから、影響を受けて同様の生き方を実践する人が増えています。

こうしたことの背景には、その人たちの多くが寝太郎さんやソローなどの特定の本に影響されたこと以外にも、ブログやSNSをやることで、ライプニッツモナドのように相互に感化されていくようになったことも関係しているのではないでしょうか? f:id:ydet:20180928094702j:plain

たとえば、寝太郎さんの著作やブログに影響されたからあげ隊長のブログ(https://karaage.info)も界隈では有名になりましたけど、僕はそちらもけっこう好きです。


寝太郎バッシング?

ところで、最近はBライフ研究所のサブコンテンツであるブログのほうにアクセスが集中しているそうですけど、気になっていることがあります。

そちらも、本家と同様にアクセスが多いので、大手の掲示板でも関連スレッド(『寝太郎』で検索すると出てきます)ができています。

実は、僕もたまにウォッチしているのですけど、最近否定的なコメントや不自然なコメントが目立ってネット社会から注視されています。

ちなみに、小屋暮らしというのは、『スモールハウス』の中で紹介されていたように、欧米圏の先進諸国ではけっこう実践している人がいるそうですから、寛容な人や多様性に理解のある人は総じて共感しやすいです。

とはいえ、日本の風土では小屋暮らしやミニマリストというのは、自分の内面的な声に忠実であるがゆえに、孤高というかカッティングエッジな印象を与えることはあると思います。 f:id:ydet:20181008073502j:plain

ちなみに、経団連の上層にいる人たちや公定ナショナリズム(統治を行うナショナリズム)の熱心な信奉者、寝太郎さんが土地を所有されているような地方の地元民からはおもしろく思われない場合もあると思います。

そもそも、高齢者の多い地方で小屋暮らしをする場合、部落共同体や村社会の文化拘束性を完全に切り離して暮らすことは難しいと思います。

また、高齢者の多い地方の場合、寝太郎さんのようにしばらく外国で暮らしたり、最高学府で教育を受けたりして視野が広く、柔軟な発想のできるミニマリストは自分たちのテリトリーをおびやかすのではないか、とつい一時的な疑心暗鬼になる人もいるかもしれません。

とはいえ、個人の主義や主張を一方的に批判するというのは、やっぱりいけませんよね。そもそも寝太郎さんはあっさりしていて嫉妬深くも高圧的でもなく、一般人からストーカーされたり恨みを買ったりするタイプではありません。

彼は、他の人の個人的な権利を尊重していますし、明晰な論理や言葉遣いからも人柄の良さも伝わってきます。

ただし、自分の内面的な声に忠実であるがゆえに好き嫌いは分れるでしょう。


文化拘束性と死生観

もし、資本主義が提供するトレンドの娯楽にさほど関心が持てないなら、寝太郎さんが示すように動植物の生態観察や読書や夜空を眺めることに幸福を見出すというのも良いのではないでしょうか。 f:id:ydet:20181008073519j:plain

なぜかというと、人間はいつかは死んでしまうし、会社や学校や家庭もいつかは滅びるのは必定で、このように普遍的な事実を意識してみると、本当に必要なことってやっぱり多くないですからね。

それに、人間は基本的に生まれてくるときは独りですし、死ぬときも独りです。こうしたことは鶴見済さんの本を読んでいるときにも、認識させられることが多かったですね。

そもそも、地球上の生き物は海や硫化水素から自然に生まれてきたわけですが、人間が生きることも死ぬこともこうした自然のプロセスとしてパラフレーズしてみると、そこに特別な意味なんてあるわけないでしょ。

それから、汎用性のある考え方ですが、僕は生と死のプロセスを直線的に意識することによって文化拘束性の影響力が、ガクンと低下するということに気づきました。

これはどういうことかというと、先述したように思考を重ねると価値観がシンプルになり、インスタントな娯楽に意識が向き難くなったり、トラブルに巻き込まれ難くなったりすることで、気楽になるからです。

もっとも、毎日長い時間、生と死について考えすぎるというのも良くないと思いますけどね。でも注意していないと、人生は海辺を駆け抜けるようにあっという間にすぎていきますよね。 f:id:ydet:20181008073539j:plain

ところで、寝太郎さんは東京大学の哲学課を卒業後、慶応義塾大学大学院の哲学課に進学されて修士課程の単位を取得後に退学されています。

でも、僕の場合は自分の哲学や人生論を語ることはたまにありますけど、寝太郎さんほど頭脳明晰というわけではないですし、東大や偏差値の高い大学を出ているわけでもないです。

僕の場合、高校(「名門!」...ではない)には4年通ったくらいだからな。

参考書籍

スモールハウス (ちくま文庫)

スモールハウス (ちくま文庫)

参考記事 ydet.hatenablog.com ydet.hatenablog.com