精神的遊牧民

北海道の海辺に輝く朝焼けのように清らかなブログ

川辺にて

飛散している花粉が少ないという実感がありましたので、現在住んでいる町の川辺を散歩してきました。

僕が住んでいる町は、一般的には日本海側の港町として知られているものの、港の反対側には海まで続く川が流れています。

パチンコ屋さんや工場が密集している裏にあるその川辺は、約7年前に余所から引っ越して来てから時々散歩していましたけど、最近は近付いていない場所でした。

これから徐々に川辺の植物も芽吹いてくるでしょうけど、まだ水草は群生していませんでした。

川辺の植物といえば、印象的なのはセイタカアワダチソウです。セイタカアワダチソウは、ブタクサとフォルムが似ていて、淡水魚のブラックバスブルーギルや、アメリカザリガニと同様に外来生物法の対象になっている外来種です。ちなみにブタクサも外来種の植物です。

セイタカアワダチソウは、根から周囲の植物の生育を抑制させるアレロパシーと呼ばれる物質を放出するという奇妙な性質があります。その為、要注意外来生物に指定されています。

北アメリカ原産で日本で繁殖するようになったのは戦後ですけど、近年は土壌が改良され、在来種のススキ等を押しのけるといったことは少ないです。在来種とバランス良く共生していますから特定外来生物に選定される可能性は低いでしょう。

以前は花粉症の要因になっているとも考えられていましたけど、風媒花ではないことや、花粉の量は少量で空中に飛散し難いことから関連性は低いという説が一般的になっています。

僕は山登りや山間部の動植物の観察をフィールドワークにしているナチュラリストだから解るのですけど、繁殖力が旺盛で環境適応能力が高い割には、山間部や高所には少ないことも印象的です。

都市部の河川敷や公園の水辺といった公共の場にも多数生息していますけど、日本の景色にも不思議と馴染んでいますよね。

僕は水辺を散歩している時、どうしようもなく暗くなっていたり、冷たい気分になっていたり、穏やかとは言い難い気分になっていても、緩やかな風に揺れているセイタカアワダチソウやススキを眺めていると心が落ち着いてきます。

しかし、そう思ったところで、これもまた今までに感じてきた現在地の中の一つに過ぎないでしょう。

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