精神的遊牧民

北海道の海辺に輝く朝焼けのように清らかなブログ

監視カメラとプライバシー

去年、新潟の町の中心部を歩いていて気になったことがあるのですが、とにかく監視カメラの数が多かったということです。バスの中にまであり大変驚きました。


公共施設とその周辺であれば、ある程度は理解出来なくはないですけど、町中に設置されている監視カメラの数は、人口密度からは考えられないくらい異常でした。


普段そそっかしい割に比較的この種のことに敏感なのは、以前保安員をやっていた経験があるからです。


他の地方の事情を知っている別の方が気付いても、直接口に出し難い事柄なので何も言わないかもしれないですけど、違和感を感じざるをえないと思います。


特にプライバシーや人権関連の運動等に関わったことがない一般の方でも、住み難さを感じる要因にはなるでしょう。


こういったことには、どんな大義名分があろうとプライバシーや人権意識がしっかりしている地域社会であれば、住民から集団で抗議をされたり、反対運動が起きることもありますので、指摘されても問題にならない程度にしなければなりません。


何故なら、国連加盟国ではその地域社会のルール以外にも遵守するべきというより、しなければいけない規定があるからです。


僕自身は、弁護士や人権団体の関係者達からそのように教わったことがあります。そもそも事大主義的で保守層の多い地方では、市民が行政に異議を唱え難い風土が出来上がっているという問題があります。


仮に市民が個人で行政に意見をしたとしてもまともに受け取られることは少ないでしょうし、適当に言い訳されるのが関の山です。


みんなが賛成していた(実際には全然みんなはではなかったりしますけど、こういった言い回しは田舎に多いです)とか他の地方でも常識とされているといった論調でです。地方行政に都合の良い意見と言うものは、往々にして根回しや誘導が行われてるものです。


保守的地方で常識とされていること(ある程度の年齢までには結婚しなければいけない、就職するなら正規雇用でなければいけないといった)であっても実際に他の地方で立場や経歴の異なる多くの人達と、根回しや誘導が成立しないように気を配り、意見交換をしてみると全然標準的な価値観ではないばかりか、田舎のほうの価値観のひとつに過ぎなかったということを思い知らされることは多いです。


ですから、こういった問題が起き易い地方の風土は、人口減少や精神疾患や自殺問題といった深刻な社会問題の要因になっているのではないでしょうか。

 

住み難さを解消することで、引いてはハラスメントや精神疾患や自殺問題の改善に繋げていくということは、地方や中央に関わらず行政の真の課題ではないでしょうか。