精神的遊牧民

北海道の海辺に輝く朝焼けのように清らかなブログ

昔の話

学生の頃、学費や就職活動費や病気の治療費に充てる為に地道に現場労働で貯めたお金を、随分年上の相手に使い込まれてしまったことがあります。

しつこくお金や労力をせびられたり、むしられてしまったこともあって病気の治療が遅れてしまい、今でも後遺症が残っています。

当時は、信用していた相手に卑怯な方法で裏切られたり、今よりも病や悪意に苛まれていましたが、ネットを介して支援機関やサイトに詳しい事情を話したり、支援団体に加入するといった発想がなかったものですから、一時期は何もかもがどうでもよくなって自暴自棄になっていました。

このサイトは、その頃に多々あった理不尽なことに損なわれたことで、強化されていった私の心(自由意思)の副産物としての意味も少しあります。

この話は、以前にも少し書いた記憶がありますが、そういった複雑な事情があってちょっと世捨て人みたいになっていて、ある時期から自分の中にずっと横たわっている15歳の憂鬱も救ってやりたくて、最低限の労働と買い出しに出掛ける以外は、引きこもっていることが多かったです。

薄暗い部屋のベッドや壁に凭れながら鬼束ちひろさんのアルバムとかピンク・フロイドの『ウォール』とかキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』とかヴェルベット・アンダーグラウンドの『ヴェルベット・アンダーグラウンド&ニコ』などのフリーキーな音楽を聴きながら、穏やかできわめて個人的な時間を過ごしていました。損なわれてしまった自分を救う為には、そうしなければいけないと思ったからです。

その間、世の中を儚む思いと虚しさが完全に消えることはなかったですけど、そんないい加減な人間でも受け入れて信じてくれる寛容な人達の親切と支えがあって、暗くて濁った水底から掬い上げられ、救われました。僕はそういう人間です。
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