読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

精神的遊牧民

北海道の海辺に輝く朝焼けのように清らかなブログ

書籍『脱資本主義宣言』

『脱資本主義宣言』とは先月20日に、新潮社から鶴見済さんが出版した本です。この本のことを知ったのは先週でしたが、慌ててダダダッと書店に行ってきました。

清野栄一さんとの共著を含めても、前作から12年が経っていますが、日常のなかではなかなか伝わってこない複雑で難解になっている経済や資本主義の仕組みを、とにかく読み易く解き明かされています。今までの作品は対象年齢が高めでしたが、万人受けするやさしい構成になっています。

一般論では、ひとつの価値観を信じていた人の考えが変わるには、その価値観を信じてきたのと同程度の時間が必要だと言われています。しかし、現代はインターネットがメディアの主流になっていますが、ネットの場合個人として事象について考えさせられる傾向がある為かけっこう短期間で価値観が変わっていったりもします。そうした流動に戸惑っている方にも読み易くなっています。

問題の本質とは、関係のないところに非難がいくように仕向けられたプロパガンダに草臥れた現代人にこそ必要な本で、日々の労働にまつわることや資本主義社会に疑問を感じた時、さっと読んでみてもおもしろい本です。
 

www.amazon.co.jp


押し付ける気はありませんが、そうしたことへの理解を深めたい方には『spectator』(片仮名表記:スペクテイター。一般の書店ではあまり扱っていないが、VILLAGE/VANGUARDの多くの店舗で扱っている)という雑誌と聖書も併せてお薦めしたいです。
 

purelistener.com

 
・・・さっと本を読み返した後、水道水の入ったコップを見つめながら物思いに耽っていました。