精神的遊牧民

北海道の海辺に輝く朝焼けのように清らかなブログ

冬の深夜

私の好きな英イギリスのロックバンドは、71年に発表したアルバムのある曲のなかで“煌めき輝いているものはひとしく黄金である”という意味のことを言っています。

その音楽は間違っても日本の大衆に受け入れられそうな前向きさや明るさはありませんが、学生の頃アルバムで入手してから今でも愛聴しています。

気分が損なわれて苛まれていましたので“誰かの書いた何かのマニュアル本”でも読もうかとも思いましたが、唐突に例の音楽が聴きたい、という衝動に駆られました。

しばらく部屋の中で深遠な音楽世界に耳を傾け意識の川に流されていたのですが、何気なく空気を入れ換えようと窓を開いたら雪が辺りを白色に覆っていました。

私の住んでいる港町にも雪が積もったのです。枯れた雑草が散っていた地面は白く清められ、雪が外灯の加減で煌めいていました。

しばらくベランダに立っていたので、薄暗い室内に戻った頃には髪や服がすこし濡れて寒かった。春が待ち遠しいです。
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