精神的遊牧民

北海道の海辺に輝く朝焼けのように清らかなブログ

テンシノイナイマチ

久しぶりに街の中心部を歩いていたら、天候のせいか野宿者や路上演奏者を見掛けなくて残念な気分になりました。

学生時代街の中心部、とりわけ駅周辺に用があった時は用が済んでから、ほんの時々でしたけど適当なところに座って売店とかで買ってきた安酒をなめながら路上演奏者たちの弾き語りとかを観ている時間が好きでした。

路上演奏者のなかには、付近に段ボールハウスを建設しまくっていたお茶目な野宿者達とさり気なく話をする人とかもいて、そうしたすこし猥雑な街の情景を眺めていることが好きでした。

元々路上で演奏している人やナニモスルコトガナイのに路上にいる時間が長い人達って、事情があって迫害されていたり生き辛さを抱えている人の割合が高いと思うのですが、その人達の人情やすこし離れながらも同じ空間に居るということが好きでした。

その辺りからです。ポップに扱われていても不自然だと思ったものに疑問を感じ、ややマイノリティーな事象やそこから派生していったカルチャーに興味を抱く傾向が出てきたのは。

そういったカルチャーが栄えている先端の地域などに比べれば規模はチープかもしれませんし、当時はあまり意識もしていませんでしたが、一人の人間のなかに愚かでいい加減な面、清らかで情け深い面を見る機会もあって、ああこれが人間なんだなと思わされたりもして今となっては懐かしい思い出です。