精神的遊牧民

精神的に遊牧民化しているミニマリストのブログ.

陰謀論と宗教

最近、陰謀論者には、創価学会を含む新興宗教などからの迷惑行為の被害を主張している場合がけっこう多いことに気づきました。

しかし、創価学会については、最近学会にとっての最高法規である『創価学会会憲』という憲法ができました。こちらの創価学会会憲には、各地の法令を遵守することが含まれています。


参考サイト
会憲|創価学会公式サイト


したがって、とくに陰謀論者のブログやSNSで指摘されているほど、創価学会を含む宗教団体が問題を起こしていることは多くないと思います。

そもそも、日蓮系のほとんどの新興宗教の場合、公的機関と同様に監査部などの監査や監察を目的としたセクションが設けられています。

それゆえ、迷惑行為や違法行為などが確認されれば、問題を起こした信徒は制裁の対象になる場合があり、陰謀論者が主張しているよりも実際の問題行為は多くないと思います。

ちなみに、創価学会という団体はまったく問題がないわけではないけれど、教義にも関係している立正安国論の思想は創造性と結びつくことで、会員の他の思想を持つ相手にも配慮した勤勉さは生産性と結びつくことで、社会や人を育てます。

それから、僕は創価学会をはじめとした新興宗教政治団体や行政や営利法人や公益法人や自殺防止団体などのウォッチャーをすることがありますが、こうした経験からもそう思っています。

とはいえ、僕は宗教団体や公的機関などの本部や監督機関に、毎月のように意見書を提出している活動家ほど熱心なわけではありません。

ちなみに、創価学会会憲については昨年の誕生日に読んだ『独裁の宴』という本で知りました。この本は最良の知性を持った二人の日本人の対談で構成されていますが、細部に洗練された知性が宿っています。

北海道と新潟と沖縄における、自民党のプレゼンスや公明党北朝鮮情勢の分析なども興味深く拝見させていただきました。


参考書籍


参考サイト
新宗教の信者激減 10年後に消滅する教団も│NEWSポストセブン


参考記事
ydet.hatenablog.com
ydet.hatenablog.com

教養ブーム

近年は、教養ブームです。

大規模な書店に行ってみると、社会人向けの数学や日本史の実用書や参考書が目立つところに陳列されていますよね。

たしかに、社会に出てから学力の欠損を補完して見聞を広めようとしたり、本格的な教養を身に付けることで豊かで実りの多い人生にしようとしたり、昇進や資格取得を目的にしたりして地道に勉強をしている人はある程度います。

しかし、定期的に勉強する習慣のない人の場合、読書ノートを作ったり、重要箇所のメモを取ったり、感想や要約をブログやSNSにまとめたりするといった、知識を応用するために必要なことを実践していることはすくないでしょう。

というのも、こうした場合、定量的な学習を軽んじ、現下の日本社会でマイナーとされている分野の専門書を流し読みしたり、分りやすい要約を知ったくらいで、その学問を理解したと勘違いしていることも多いと思うからです。

しかしながら、こうした場合に習得した内容というのは、名目内容とは似て非なるものどころか、本質において教養や知性とは対極に位置付けづけられていると思います。

こちらで指摘した状態になっている場合、現下の日本社会でマイナーとされていることに未熟な自己愛を絡め、自分が特別な存在であるなどと夜郎自大な方向に突き進むこともあるかもしれません。

また、ひょっとすると自分のことを、アウトサイダーや有識人や知識人のように思うことで、自画自賛したり他の人や世の中に優越感を抱いたりしているのかもしれません。

それから、こうした場合、人生経験が不足していたり、狭い社会のことしか知らないことで他の人の尊い権利を軽んじてしまいそうになることもあるかもしれません。

しかし、ある程度の見識が具わった人間からすれば、人目をはばからずに肩で風を切って歩くほど自己愛が過剰なピエロや得体の知れない浮き草のようにしか見られていないと思います。

もし、人格がさほど成熟していない場合も、まっとうな良識や客観性があるなら、こちらで説明した困った人にはならないよう気をつけなければいけません。

とはいえ、これは僕もときどき注意していることです(笑)。

誰でも、ついこうした方向に行ってしまいそうになることがときどきはありますよね。気をつけましょう。


参考書籍


参考サイト
www.itmedia.co.jp

粋な交渉

パーソナリティ障害や自意識過剰な傾向のある人についてこう思います。

自分も他人事ではないかもしれませんが、その人たちの場合、膠着しやすい商談や交渉をするとき、自分は40を受け取って相手に60を与えるくらいに考えていると帳尻が合うのではないかと。

とくに、相手にハンディや事情のある場合は配慮が必要です。そういった場合、相手が『ええ~っ!! い、いいんでしょうか...??』などと思える条件を提示するくらいが丁度良いのかもしれない。

そうした流れになれば、一般常識と交渉の基本を理解している相手であれば、『向こうは譲歩したのだからこちらもある程度引くようにしよう』という気になるでしょう。

そうなれば、余計なコストは掛かりません。相手にその交渉に応じる気があるか確認したい場合は、仮定法で質問してみるというのも合理的です。

もちろん、こういう感覚やノブレス・オブリージュの精神を共有できるかどうかは土地の風土にもよりますが、首都圏や関西の中心部では一般的になっています。

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その一方、人口減少の深刻とされている一部の地方では、こういう粋な感覚はさほど普及してはいないようです。

しかし、細部の勝ち負けやどちらが上か下かといったことに固執したりして空気が重くなったりすると、人間が逃げたり、集まり難くなったりするでしょう。

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公営住宅論

今回は、公営住宅に関する話です。

近年、地方から首都圏に引っ越して行った知人たちの話を聞くと、URの公営住宅に入居した人もいました。

URの公営住宅の場合、人間関係のしがらみがすくなく、民間の賃貸住宅よりも家賃が安くなることなどが魅力的なのでしょう。そうした事情も関係し、最近は地方から中央にどんどん人間が吸い込まれている感じがします。

いま僕が住んでいる町も、引越してきたときにはけっこう繁盛していた近所の書店やスーパーが閉店し、郊外を中心に人口減少が深刻とされています。

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ところで、数年前に何気なく、近隣の自治体が運営している公営住宅のサイトをチェックしていたら、中心部への交通アクセスがそこそこ良く、家賃の上限が1万円台の部屋の空き室が多いということに気づきました。

また、遠方の自治体が経営する住宅についても、あれこれサイトをチェックしていたら同様の場合が多くて驚きました。

僕は、条件の良い公営住宅の空き室が余っているということを確認したとき、周囲に同様の意見を持っている人はいませんでしたが、公営住宅を若年層にも提供するべきだということも、各地の行政関係者や市民団体にときどき訴えていました。

ちなみに、僕は住みやすい場所について考えるときにはパターンが存在すると考えています。具体的には、『住むメリット』と『環境リスク』をクロスさせた4種類のパターンが存在すると考えています。

これはどういうことかというと、下記に分かりやすく簡易表記し、後述していきます。


住むメリットと環境リスクをクロスさせたパターン

①住むメリットが高く、環境リスクが高い
②住むメリットが高く、環境リスクが低い
③住むメリットが低く、環境リスクが高い
④住むメリットが低く、環境リスクが低い


前者の住むメリットとは、公共交通機関や住民の寛容さや美人度や物価の程度です。

後者の環境リスクとは、とくに高信頼社会で拒まれやすい愚行権性の低い事件や紛争などの発生率です。それから労働基準法やハラスメントといった迷惑行為、コンプライアンス違反や自殺率や人口減少といった社会問題の深刻さの程度です。

先記の③と④に該当している場合、公営住宅の空き室がたくさん余っているなら、入居条件を緩和させて若年層にも提供していくことで、①や②になったり接近したりすることができるでしょう。ちなみに環境リスクが下がると住むメリットは、相対的に上がる傾向があります。

ところで、近年になって専門学校や大学卒業者の3~4割が、就職などで県外に流出している地方も増えているという、興味深い話を聞いたこともあります。

しかし、たとえば高校卒業者の場合、就職するにしろ進学するにしろ二十歳未満の人がほとんどなので専門学校や大学卒業者と比べると地元に留まることが多いですよね。

その場合、広報誌やオフィシャルサイトやSNSなどで、公営住宅が若年層にも提供されるという入居条件の緩和を通知すれば、先述した人たちにも住居選択の幅が広がり、転出者が転入者を超える転出超過による社会減少の抑制になると思います。

また、地方の場合、首都圏に比べれば長距離通勤になる場合が多いです。だから単身の若年層の会社員やフリーターや公務員にも、職場の近くの家賃の安い公営住宅の空き室に入居しやすくしたり、県外からの移住希望者に優先的な枠を設けたりしてみるというのも良いかもしれません。

現在の社会情勢を考慮すると、そのように家賃の安い公営住宅の入居条件を緩和させて提供していくことは、経済学の視座から中長期的スパンで考えても合理的です。

最近、先見性のあるところほど、若年層にも公営住宅を提供しはじめ、そのことをPRしているという話を聞くようになりました。

こういうことは、実現困難な理想論などではなく、いまあるコンテンツを再利用していくというシンプルなスキームですが、コストが低いというメリットがあります。

認知の歪み

今回は、前回の記事の補足的内容です。

町内会や部落共同体などの高齢者が中心の地域コミュニティに、後から新住民がきて積極的に活動する場合、おもしろく思われなかったり、猜疑心を持たれたりする場合があると思います。

ときには、余所者へひさしを貸し与えているように感じられている場合もあると思います。しかし新住民が適度に気前が良く寛容な場合は、先住民から歓迎されたり見逃されたりする傾向があります。

ちなみに、これは有名な話です。しばらく高齢者と同居された経験のある方はご存知だと思いますが、年齢を重ねて認知機能が低下すると、身近なところに物事を曲解した嫉妬心などが出やすくなります。

また、高齢になって認知機能が低下したり、生活のパターンが単調になったりしてくると、身近な相手の盗みやパートナーの浮気を疑い、疑心暗鬼になる傾向があります。ときには別個の事象を混同したり、通常であれば問題にならないことを問題視したりする傾向もあります。

しかし、多くの場合は一時的な妄想や考えすぎです。これはさまざまな人間を注意深く観察していたときに気づいたことです。

ちなみに、こちらで指摘したことは、高齢者以外でも一人暮らしの人や現実の人間関係が希薄でネットの利用時間の長い人にも出ることがあります。

したがって、高齢者ではない人も多少気をつけなければいけませんね。僕も気をつけよう。


参考記事
ydet.hatenablog.com