精神的遊牧民

精神的に遊牧民化している人間の個人ブログ。柔軟で型破りな言論が特徴です。

人生が気楽になるのは30代半ば

近年、全国的に自殺者数は減少していることは知られてきましたが、厚生労働省の発表によると2017年は未成年のみ増えたそうです。ソースは毎日新聞のサイトです。


参考サイト
mainichi.jp


ちなみに、日本はG7加盟国の中で唯一、若年層の死因の首位が自殺になっているというということでも、他国から注視されています。

現下の日本社会(とくに自殺と人口減少問題の目立つ東北や日本海側の地方)では、同調性の高さを求められることがこの問題の背景にあるというのが、僕の理解です。

そうした、同調性の高さが求められる地方の社会的慣習や価値観に疑問や生き難さを感じている方には、各国の労働観や教育や医療や社会保障法制度を比較したり、紹介したりしている4chanの管理人のひろゆき西村博之)さんの『働き方 無双』という本と、映画監督のマイケル・ムーアの『世界侵略のススメ』という作品をおすすめします。

両方とも、人生戦略や文化比較論の勉強にもなります。


参考書籍

働き方 完全無双

働き方 完全無双


参考映画



それから、以前書いた記事の時間と言葉にメッセージを追記してみました。


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とくに、希死念慮や自殺願望を抱えられている若年層の方は参考にしてみてください。

とくに、30代半ばまでの若年層の方に申し上げたいことですが、可能であれば30代半ばまで生きてみてください。


人生がつまらなかったり、ショボく感じられたりしていても30代半ばまで生きてみてください。そのくらいの年齢になれば、精神的にも成熟してきて年々安定してくる傾向があり、だいぶ人生が気楽になってきます。

『本当かな?』と思った方は、試しに30代半ばまで生きてみれば後で意味が分かるかと思います。


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もし、僕の言っていることがあなたの心の片隅に残っていて、後になってからその通りだと感じたら、今度はあなたが他の若年層の方にそのことを話してみてください。


参考記事
ydet.hatenablog.com


それから、いのちの通り道の相談カテゴリに、SNS希死念慮や自殺願望の相談に対応可能な団体へのリンクを追加しておきました。希死念慮や自殺願望を抱えられている方はそちらも参考にしてみてください。


参考サイト
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000199724.htmlwww.mhlw.go.jp
www.cotodama.org


参考記事
ydet.hatenablog.com
ydet.hatenablog.com

DVDブック『心を清らかにする気づきの瞑想法』

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今回の記事は、最近視聴しているDVDブックの紹介です。

タイトルは『心を清らかにする気づきの瞑想法』という、サンガのDVDブックです。

こちらの監修は、アルボムッレ・スマナサーラ氏です。紹介されている瞑想は本格的な内容ですが、DVDブックなので読んだり視聴したりしながら瞑想方法を学習することになります。

DVDにはナレーションがあり、モデルの女性がそれを実践していく流れになっているので初心者にも読み易いと思います。

ちなみに、ブックの1章はいつくしみの瞑想で、2章はヴィパッサナー瞑想で、3章はスマナサーラ氏へのインタビューで構成されています。

個人的には、いつくしみの瞑想の実践で『私の嫌いな人々も幸せでありますように』という、嫌っていた人々の幸せを願うことで自分の精神を高めていくところが勉強になりました。

『心を清らかにする気づきの瞑想法』も、こちらのブログの読者のひと、精神疾患希死念慮や自殺願望を抱えられているひとに見てほしいですね。


参考作品

本能と理性

人間の美質

近年は、紀伊国屋書店にさえ外国人への排外感情を煽ったり、アイヌ人を土人扱いしたりする本が陳列され、出版不況にもかかわらず飛ぶように売れているというのが実状です。

かくいう僕も、大学生のときに半年ほど書店員をやっていた経験がありました。

そのため、一般層よりは本の売れ行きには敏感なほうですが、近年外国人への排外感情を煽る本が書店の売り上げランキングの上位になることがあることを懸念しています。


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というのは、読書家や知識人が排外主義に陥って思考停止してしまうと、総じてその流れは民衆の民度にも反映されてくるからです。

ちなみに、日常的に読書をする習慣のある読書家のように、理性的で思慮深い人間の美質は他のひとの立場や問題を自分のことのように考えられる共感力と感受性にあるというのが、僕の理解です。

人間の本能

とはいえ、人間には他者を貶めて優越感を感じたいという暗い本能もあります。

実際、古代の日本では、中国の身分制度を基礎にした律令制で民衆が平民と賤民に分けられていました。詳細は後述していきますが、律令国家の終焉にともない賤民は平民籍に編入したという複雑な事情があります。

江戸幕藩体制時に、士農工商の四民の次位には最下層の身分が固定され、そのひとたちは皮革職人や造園職人、祈祷師や香具師や曲芸師(猿回しなど)、芸能者や刑屍の埋葬者や罪人などの監視と検挙者(いわゆる十手持ち)、牢番や墓守などに従事していたことが多く、職業や住まいに制限が生じることもあったとされています。

十手持ちの場合、その活動の対象には精神障がい者や挙動不審者や協調性の乏しいひとや外国人や他の被差別民が含まれていたという説まであります。

また、被差別民に公的な役職を与えたことには、定期的にお上に情報を報告させることで、活動の対象者というよりも、その本人及び交流のある周辺のひとたちの動向を国家が把握したかったからだという説もあります。

おそらく、このことには実態の分り難いマイノリティの人々の動向を把握したいという国家の思惑も関係していたのではないでしょうか。

ところで、1871年8月の賤称廃止令によって賤民は平民籍に編入しましたが、元賤民たちは新平民という差別的呼称で呼ばれることがありました。

しかし、現代もこうした差別意識は根絶されておらず、部落差別というかたちで、当事者の就職や結婚時の障害になっている、という意見もあります。

そういえば、すこし前にハフィントンポストが、日本の部落差別に関する報道をして話題になっていましたよね。


参考サイト
www.huffingtonpost.jp

諸外国での差別問題

諸外国においても、こうした類型の差別によって生き難さを抱えているひとたちがいました。具体的には欧州に多かったとされています。

欧州にも、ジプシーやロマと呼ばれる被差別民が多数存在し、きちんとした教育が受け難い環境にあったことで識字率が低く、芸能者や家畜の飼育や鍛冶工や占い師などに従事していたことが多かったといわれています。

ところが、欧州におけるジプシーやロマに対する迫害はあまりにも凄まじく、1933年にはナチスが絶滅政策を実施し、50万人近くが虐殺されたといわれています。

皆さんの中にも、書籍や西洋の映画作品などを通し、こうした情報を見聞きされたひとは多いのではないでしょうか。

しかし、こちらでは被差別民が時として賤視されることに従事していたことではなく、逆にそのくらいのことをしなければ生き難くいほど、当事者への差別意識は強烈なものであったということを伝えたいのです。

被差別民と芸能

近代も、洋の東西を問わず被差別民への差別意識が強いところでは、先述したように当事者が特定の職業や立場以外では活躍し難くなっていたことが推測できます。これは自殺問題とも関係している可能性があるのではないでしょうか。

被差別民には、芸能者となるひとが多かったことから、歌や踊りや雑技といったパフォーマンスを披露する芸能一座などの大規模な集団を持つことも多かったのではないでしょうか。

そうしたところでは、荒くれ者や障害者や移民や高齢者やひきこもりといった、社会に適応し難いひとたちを受け入れることで、多様なカウンセリングや互助交流が行われ易く、社会の秩序を維持する役割も果たしていたと考えられます。

また、さまざまなひとや情報が集まることで、マイノリティのディアスポラなコミュニティとしても機能していたことでしょう。おそらくサーカスはこの流れを汲んでいます。

ちなみに、芸能活動が自分と外の世界との間に横たわる溝を埋めることに繋がっている場合、それは自己実現を目的とした正真正銘の芸術に昇華されている、と言っても過言ではありません。

差別と律令制

ところで、日本の士農工商の四民の中で、武士の次が農民になっていたことには、日本人は近代まで農業に就いている人間が多かった為、多数派であった農民たちに甘やかな優越感に基づいた同質性を抱かせる意図があったとも推測できませんか。

こうした民衆の同質性を高める手法は、百姓一揆を抑制する為にも機能していたのでしょう。ちなみに士農工商の四民が設けられた江戸時代の日本人は、その8割が農民であったといわれています。

もっとも、士農工商の四民の中の武士以外は、ほぼ同等だったという説も一般的です。しかし農業よりも、商業や職人のほうが業務内容が複雑で高収入の場合も多かったということは容易に推察できます。

当時の農業は、現代のように肥料や農具が発達していなかったので、日照りが続いたりすると農民にとっては致命的でした。そこでこうした場合などに、農民が作業をボイコットすることを危惧して作られた政策が士農工商だったとも考えることができませんか。

以上のことからも、人間には自分よりも下位の層を設けて他のひとを貶めたい、という階級意識と本能があるとも思いました。

ところで、人類は貨幣や資本主義という共通のフィクションを信仰することによって、社会のシステムを発展させ物質的に豊かになったといったことが、世界的ベストセラーになった『サピエンス全史』の中で著者が説明しています。

ところが、社会のシステムを発展させ物質的な豊かさを招くことのある、その共通のフィクションという概念は、社会の底流に存在していた差別意識にも該当していた可能性がありませんか。もしそうだと仮定するなら、律令制によって民衆に優劣を付加させ、一部のひとを虐げることで国家は利得を得ていた可能性があります。

このように、人間の精神の深部に横たわるユーフォリアに着目する機会があったのは、今回の文章の原文を主に夜間に書いていたことが関係しているのかもしれません。

理性の必要

それから、ネット上で匿名で運営されているヘイトサイトに代表されるように、特定の素性や立場への一方的な怨嗟や差別意識があったり、見当違いな怒りに基づいていると考えられたりする場合は、明らかに問題のある行為を繰り返される場合が見受けられます。

しかし、率直にいっても自分の姿を隠し、一方的に他のひとの個人情報や事実ではないことを大声で言いふらすことを繰り返すというのは、常軌を逸しています。

また、他のひとに自分の価値観や感情論を押し付けなければ気が済まなかったり、一方的に個人の権利を侵害したりすることを繰り返すというのも、賢明な選択とはいえません。

したがって、もっともらしい建前や理念があったとしても、そうしたことが繰り返されると、むしろその影響で社会の秩序は滅茶苦茶になってしまいます。

こういうことをいうと、極端に感じられる方もおられるかもしれません。しかし僕の言葉があなたの心の片隅に残り、現実でも何かの拍子にこちらで説明した排外主義や排他主義的な問題を直観したら、気を付けてください。不意に向こうから近付いてきて、知り合った相手が働きかけてきた場合などは尚更です。

尚、本記事には部分的に差別的な呼称や表現が用いられていますが、差別の温存や助長を意図しているわけではありません。事実や史実を基軸に、学術的理論を構築をすることで、差別問題の実態と人間の心の仕組みを解き明かしていくことに重きを置いております。

差別問題に通暁している専門家の方からすれば、拙いと感じられるところもあるかもしれませんが、趣旨をご理解いただき寛容な態度でお読みくだされば幸甚です。

理性があなたとともにありますように。

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選挙と政治の話

こんにちは。久し振りの更新になりますね。

いまの僕は夏バテ気味です。ちなみに2780円で購入した、扇風機の風に吹かれながらなんとか生きていますが、とにかく暑いです...。


さて、今回は選挙の話をしようと思います。もう先月のことですが、地元方面で首長選挙がありました。

けっこう急な選挙でしたが、当初は各政党が独自候補者を擁立するようなら、共産党公明党立憲民主党に投票することを検討していました。選挙のほうは最近よく見られる野党共闘の流れになっていて、大別すると与野党に分かれていました。


結果は、僅差で現地の政権野党側だった候補者が当選しました。しかし稀に見られるほどの接戦で、現地の政権野党側だった候補者に対する与党側だった候補者の得票率は90パーセントを超えていました。

ちなみに、選挙期間中は与野党の各方面から投票依頼がある場合もあります。選挙期間中、予め投票する予定の方面から連絡があった場合はそちらに投票する旨を返信していますが、どちらに投票したのかは内緒ですよ(笑)。

ところで、選挙というと政党の党員やいくつかの新興宗教の信徒のように、基本的に投票に行く義務が発生しているひとたちもいます。その他にも、議員や政治活動家の後援会に加入している方は、その相手が選挙に立候補した場合は投票したほうが望ましいでしょう。


とはいえ、僕の場合は政党の党員や新興宗教の信徒ではありません。以前、政党や新興宗教が一般向けに開催している行事に、知人や先輩たちに頼まれたり誘われたりしてときどき参加したことはありましたが。

しかし、政党や新興宗教が行っている活動には、しばらく参加していないというのが実情です。ですから僕のことを政治組織や新興宗教で活動している人間なのではないか、と懸念されている方はご安心ください。


ちなみに、現実での僕は日本海側のある地方都市に在住している標準的な30代の凡人です。


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それから、僕は基本的に平和主義者でリベラル寄りですから、すぐに実現することの難しい理想論を語ったり、時としてアナーキーな発言をしたりすることはあります。

とはいえ、僕は異教徒の排除や政権の交代を望んでいるわけではありません。とくに宗教観や政治思想の違いによる論争に参加することには、いまいち興味を持てないというのが正直なところですね。

個人的には、そういうことよりも、森林や海辺を散歩することのほうに意識が向くことが多いです。


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ところで、政党の党員や新興宗教の信徒にはやや極端なひとも多いです。しかし関わったことのあるひとの多くは、親切で他のひとの意向や自主性を尊重していましたから、本心から尊敬しているひともいます。

それから、こちらのブログのように個人がハンドルネームでやっている私的領域では、センシティブなことや私的な心の在り方について言及してもモラル上問題のない内容であれば自由です。

とはいえ、こういうことは現実だと言い難い場合もあるんだよな。しかし本当のことを聞かれたり、話したりしたいと思ったときは、正々堂々と事実と本音を話すようにしています。

さまざまな知性

唐突ですけど、知性にはさまざなまかたちがあります。

一般的に日本社会では頭が良いひとというと、“速い知性”の持ち主であることを意味する傾向があります。速い知性とはどういうことかというと、瞬時に計算をしたり効率良く事務作業をしたりする能力のことです。

これに対して、“遅い知性”と言うのも存在します。遅い知性とはどういうことかというと、中長期的に物事を分析したり予測したりし、戦略を練ったり予期し難い事態への保険を掛けたりする能力のことです。

こういうことをいうと、『そういうことをいえば、誰だって長い時間を掛けたほうが適切な答えが出せるのではないか』といった意見があるかもしれません。

ところが、こちらで説明している遅い知性とは、標準的なひとや速い知性のみ極端に発達しているひとが長い時間を掛けて出せる答えを、ずっと短い時間で引き寄せることのできる能力でもあります。

これは、近年注目されている“グリット”というひとつの作業や活動を継続して行うことのできる、各分野の成功者に多く見られる能力とも多少関係していると思います。

この二つの知性を提唱したのは、行動心理学者ダニエル・カーネマンというひとですが、もともとはファスト思考とスロー思考という言い方で形容されていました。


参考サイト
matome.naver.jp


ちなみに、遅い知性のほうは、マイノリティのひと(在日韓国人在日朝鮮人部落民など)は発達しているひとは少ない気がします。とはいえ、皮肉を言ったり遠回しに非難をしたりしているのではありません。

なぜならば、同程度の教育水準の標準的な日本人とマイノリティのひとを比べると、逆にマイノリティのひとのほうが速い知性が発達している印象がするからです。公務員から民間企業の社員の場合もですが。

しかし、それゆえマイノリティのひとの間では、速い知性の持ち主でなければ優秀であるということにはならないように思います。

こういう場合、自分たちの基軸になっている能力が評価されるほうが、都合がいいということも関係しているのでしょう。ちなみにアウトロ―の場合もそういう感じがするという意見もあります。

ところが、速い知性が極端に発達していても、遅い知性とのバランスが取れていない場合、表面的な一部の情報で物事を判断し、それに基づいて思考作業をする傾向があります。このようなことは特定のバイアスが掛かっている場合にも起き易いです。

そのように、脳機能がアンバランスな場合、中長期的な作業を行うと判断ミスをし易くなりますが、こうした難点は適切なカウンセリングやセラピーを受けたり、メンターを持ったりすることで改善できます。

とはいえ、標準的な日本人の場合も、遅い知性が極端に発達しているひとは少数です。所感ですが遅い知性が極端に発達しているひとは、人口の約2パーセント程度だと思います。速い知性が極端に発達しているひとは人口の約10パーセント程度だと思います。

ちなみに、この速い知性と遅い知性は、中野信子さんが『脳はどこまでコントロールできるか?』という著書の中でも脳の速いシステムと遅いシステムとして解説されています。興味のあるひとはどうぞ。


参考書籍


総括します。結局、速い知性と遅い知性のどちらかが極端に発達していなくても、適度にバランスの良いひとのほうが、人生の幸福度が高くなり易いのではないでしょうか?

なぜなら、社会というのは標準的なひとが得をし易いように設計されているようにこの頃は感じられるからです。

あなたもそう思いませんか?