たまごんのブログ

精神的に遊牧民化している人間のブログ.

書籍『1973年のピンボール』

明けましておめでとうございます。

今年最初の記事は、すこし前から読み返している村上春樹の小説の感想文になります。

私事ですが、いまでもときどき村上春樹の『1973年のピンボール』読み返すことがあります。

実をいうと、僕はライトなハルキストです。

だから本書のクールな主人公、不思議な双子の女の子、鼠、ジェイなどのことは本を開かなくてもだいたい憶えています。

さて、1973年のピンボールは、このシリーズの1作目である『風の歌を聴け』の続編となり、初期の世界観が引き継がれています。

舞台はもう半世紀近く前の東京。つまり古き良き時代の話です。f:id:ydet:20190518075300j:plain

そこで、学生時代の友人と翻訳会社をはじめた主人公のアパートにひょんなことから家出中と思われる双子の少女が転がり込み、不思議な共同生活がはじまります。

けれども、さほど特別なことがあるわけではなく、いっしょにビートルズの『ラバーソウル』を聴いたり、コーヒーを飲んだりする場面が多いです。

また、本書はピュアな文学作品といっても過言ではありませんが、世界観はドライであっさりしています。

これこそ、本書が諸外国の読書家から歓迎されている秘蹟になっているのではないでしょうか。

ついでにいうと、本書では主な登場人物の誰かが死んだり、ショッキングな出来事があったりするわけではありません。

そのため、続編の『羊をめぐる冒険』やその続編ともいわれている『ダンス・ダンス・ダンス』。

あるいは、『ノルウェイの森』や『1Q84』といった国内で知名度の高い作品に比べると、愛や死について考えさせられることは多くありません。

他にも、村上春樹作品にありがちな風景や主人公が淡々と料理を作る描写も散見されますが、細部に著者の深い内面が織り込まれた穏やかな物語になっています。

参考書籍

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

 

ささやかな幸福論

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年末年始ということで、華やかな町中でショッピングを楽しんでついでに外食でもするというのが、この時期の充実した過ごし方ともされていますが、社会情勢も関係しているのでしょうか。

近年は、家でゆっくり過ごす人も増えているように思います。

ちなみに、年明けの自分は、今年紹介してきた本をゆっくり読んだりして穏やかに過ごしているでしょう。

そういえば、諸事情で久しぶりに出費が嵩んでいました。

もうすこし余裕があったら、レストランで食事でもしてから賑やかなところでゴージャスな年越しをしたいという気持ちもありました。

けれども、現状では地味に過ごした方がいいと考えたからそうするわけですけど、自分なりにエンジョイできるといいな。

ついでにいうと、たとえば午前中から日が暮れるまでパチンコ屋に行って、帰りに慌てて混雑したデパートで食品や日用品を購入するという年末が、読書や事務作業に没頭してからコーヒーを飲んで一休みしているとき、唐突に窓辺から夕陽が差し込んだことを意識することで時が流れていることを実感し、物思いに耽るという年末よりも価値があると思っている人は視野が狭いと思いませんか(ちきりんさん風)?f:id:ydet:20191230133246j:plain

さて、このブログを気に入ってくれているあなたも充実した年末を過ごし、良い年を迎えられるといいですね(^^)

田舎暮らし

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もう、大晦日ですね。

近年、田舎暮らしに憧れているという話をときどきしていましたが、いまは季節柄南の方の田舎で暮らすことに魅力を感じることがあります。

そこで、今回は田舎暮らしの話をします。

 

 

田舎暮らしの魅力

6年くらい前からでしょうか。

その頃はイケダハヤトさんのブログが話題になったことも関係しているのか、雑誌でも相次いで田舎暮らしが特集されるようになりました。

とはいえ、田舎の場合、人の目やプライバシー権に敏感な人には向かないところもあります。

ざっくりいうと、神経症ADHDの傾向のある人の場合です。

ハンディのある場合も、田舎や片田舎で人生のリスタートを検討するなら、ライフコストが低いことはアドバンテージになるのは事実です。

また、経済的にさほど余裕のなかったりミニマリストだったりする場合は、いまや全国的に有名になった広島の尾道空き家プロジェクトなどを利用し、そうやって試しに1~2年田舎暮らしを経験してみるというのもいいでしょう。

 

田舎暮らしとフリーランス

基本的にネット関係の仕事をしているフリーランスや失業している場合などは、比較的身軽だから田舎暮らしのハードルは低いはずです。

しかし、いまライフコストの低い田舎に暮らし、ネットで仕事をしているフリーランスの人の場合、損益分岐点をクリアしにくくなっています。

現に、イケダハヤトさんの場合もブログの広告収入は低くなっているそうです。

もっとも、イケダハヤトさんの場合、優秀だから仮想通貨の取引や印税などの収入にも恵まれています。

が、凡人の場合は安易に新しい技術に手を伸ばすのは慎重になった方がいいというのが僕の考え方です。もちろんほとんどの人が使えるのに、基礎理論さえ理解できないという方がマズいとは思います。

さて、僕の考え方が基本的に慎重なのは、気が弱くて人と話すのが得意ではないからだと思います。

もっとも、田舎暮らしを扱ったブログの場合、衣食住に関係したコンテンツになります。そちらはそうした意味で、普遍性があります。

そうなると、ロングスパンで広告収入を目的とした場合、こまめに更新すれば堅調なのはいうまでもありません。

参考サイト

【11月収益報告】Googleアプデも何のその!ブログで稼ぐ猛者たちまとめ。|まだ仮想通貨持ってないの?

ブログで稼げる人爆誕中!月商○○○万円の化け物も……収益報告まとめ。|まだ仮想通貨持ってないの?


参考記事

ydet.hatenablog.com

ydet.hatenablog.com

書籍『日韓激突』

近年の僕は、ネットの情報はメディアの公式サイトと情報源を掲載してあるコンテンツと昔から読んでいるところ意外、とくに重要視していません。

一応、僕はデジタルネイティブですが、どちらかというと紙の媒体を重要視しています。

基本は、書店に通って出会った本からの情報が主になっています。

先日も、書店でおもしろい本を入手しました。

参考書籍

本書は、佐藤優さんと手嶋龍一さんの国際情勢や政局を中心とした対談で構成されています。

中公新書ラクレ(ちなみにラクレとはフランス語で鍵を意味するそうです)から、2017年の暮れに『独裁の宴』、翌年の暮れに『米中衝突』、そして今年(2019年)の暮れに『日韓激突』を出版されましたが、かなりのハイペースです。

各年のニュースが強調されていますが、年末に出版されているのは日本人の時間感覚が円環になっていることも意識されているのではないでしょうか?

さらにいうと、一部の読者にはその年のうちに届けたいという著者や編集者たちの意図も関係しているのかもしれませんが、深読みしすぎでしょうか?

タイトルからは、あたかも日韓両国の憎悪を煽ったヘイト本なのではないか、と思った人もいるかもしれませんね。

ところが、本書ではそうした機運が高まる社会情勢に警鐘を鳴らしています。

情報の読み方の参考にもなるので、ある程度時間が経ってから読んでも価値があります。

たとえば、北東アジアの日米韓安保体制や近年の各国の動向の精緻な分析は、時の洗礼を経ても、未来予測の参考にもなるでしょう。

また、近年注目されている地政学や海洋国家と大陸国家の内在論理について学びたい場合の勉強にもなります。

参考記事

ydet.hatenablog.com

あっさりして礼儀正しいスタイル

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今回は、マナーの話です。

ネット上には、わざと誰かの自尊心を損なおうとして炎上目的のネタを繰り返す人もすこしいます。

これは、イケダハヤトさんがときどきやっているライトな釣りや皮肉などとは位相が異なります。

もうすこし、具体的に説明します。

自己愛をみたすために人権を侵害し、名誉毀損やハラスメントなどにみすみす手を染めた場合などです。

仮に、もっともらしい建前があってもそうしたことは一線を越えていますし、とくに罵詈雑言の類は間接的に見聞きする程度でもゲンナリしますよね。

そもそも、礼儀正しいスタイルが好まれるようになったいまの空気も関係し、未成年や精神障害者でもないのに先のような問題行為をした人は結局は損をすることになってしまいます。

ついでにいうと、他の人の神経を逆撫でするような言葉を使わないように配慮できる人とそうでない人がいたら、結果的には前者の方にインセンティブが生じることになります。

ちなみに、すこし前からときどきマナーの本を読むようにもなりました。

とはいえ、僕の場合はうっかりしているところがあるし、まだまだ勉強中です(笑)

関連書籍

CHOOSE CIVILITY 結局うまくいくのは、礼儀正しい人である

CHOOSE CIVILITY 結局うまくいくのは、礼儀正しい人である

 

 

参考記事

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