精神的遊牧民

北海道の海辺に輝く朝焼けのように清らかなブログ

時間と言葉

今回は自殺のサイトに関する内容です。

ちなみに、自殺のサイトは、自殺サイトや自殺系サイトとも呼ばれていますが、呼称を自殺のサイトに統一しています。自殺のサイトなどは、一般的には自殺よりも自殺の防止や予防を目的とするサイトとして認知されています。

最近、自殺のサイトに出入りするようになった時期のことを思い出す機会がありましたが、自殺のサイトに出入りするようになってからしばらくの間、僕は対エントロピーの高い典型的なギークのひとりでした。

こういうことを主張することには、以前ほど意味を感じなくなりましたが、過ぎ去った日々の私事を語るのは気恥ずかしいものですね。当時の僕は、国家や社会への所属意識が薄く、日本海側のある地方の大学をしばらく休学していました。

勤労学生でしたから、学業の傍ら、さまざまな業種の契約社員として労働し、余暇はカルドセプト女神転生などのマニア向けのゲームをプレイしたり、岡崎京子さんや山本英夫さんの漫画を読んだり、ドアーズやピンクフロイドを聴いたり、口笛を吹きながら海辺を散歩したりしていました。

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しばらくしてから、青木ヶ原の原生林のなかや自殺名所を彷徨いあるいたりもしていました。ちなみに青木ヶ原樹海の画像は4年くらい前のものだったはずです。尚、本段落の上下3枚の画像は、下にスクロールするほど被写体にピントを寄せていくシンプルな構成になっています。

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Ghettoは、今年で14年目になりますが、一度リニューアルしていて旧サイト名は『自殺サークル(suiside sircle)』で旧管理人名は『天照(amaterasu)』でした。

Ghettoが産声をあげたのは、2003年の10月8日です。
 
当時の自殺のサイト界隈は、まだ黎明期の気配の残る発展期で参入障壁が低く、雨後の筍のように沢山のサイトが登場しましたが、そのほとんどは3年以内に閉鎖され、予告なく更新が停止したところもありました。
 
自殺のサイトのユーザーの自殺率が高いことは、ときどき話題になりますが、ネット上の数あるカテゴリのサイトのなかでもおそらく自殺のサイトの管理人の自殺率が一番高いことも関係しているのでしょう。といっても、客観的に考えるとかなり特殊だと考えられている可能性のある自分のような人間もいるのだけれど。


Ghettoをオーガナイズし、界隈にプレイヤーのひとりとして参入するようになってから長い時間が流れましたが、さまざまなひととの出会いがありました。実社会でもさまざまなひととの出会いがありました。

さまざまな出会いを経験したことで、希望を持つきっかけにもなりました。定期的にお付き合いさせていただいたひとやコミュニティは信用できるところでしたので本心から感謝しています。

なかには、涙なしでは語れない記憶もありますが、お蔭で生き抜いていく為に必要な危機管理意識や情報分析力や胆力も備わりました。

現在の僕は、30代で結婚歴はなくて子供はいませんが、思想的な部分は多少界隈に継承されていけば良いかなあと思っています。そう思うようになったのは3年くらい前からでしょうか。

いままでにも、Ghettoの常連だった堕天使(ハンドルネーム)さんがこちらのサイトに影響され、自殺のサイトを作って数年間運営されていたり、同じく常連だったりのさんがメンタルヘルスサイトを作って短期間運営されていたということもありました。

僕は、他のひとに自論や価値観を押し付けたり、自分の鋳型に他のひとを容れるつもりはありません。しかし、自分がドクターキリコ事件に関心を寄せ、関連書籍や安楽死狂会のログなどをサイト作成の参考にしていったのと同様に、これからも多少思想面はこの界隈に継承されていけば良いかなあと思っています。


ところで、アカデミックな素地のある仙台出身のイカした漫画家が、出会いを重力や運命だと言っていましたが、運命はあらかじめ定まっているものだとも言っていました。

また、運命は偶然ではなく、やはり、何かしら理由があるという説もありますのでGhettoを利用されたひとは、多少、ご縁を意識してくださるとうれしく思います。

そして、抱えられている問題が緩和されること以外にも、ご縁をきっかけに視野を広げられてご自身のやりたいことを見つけられたり、意外な長所や能力に気付かれて人生の次の道に繋げられるひとが増えることも願っています。

そうした意味で、スリーパーを起こし、ポテンシャルを上げていくきっかけになれば幸いです。デンマークの哲学者キルケゴールも言っていますが、死に至る病とは絶望のことです。

しかし、ひとは他人からすればささやかなものであっても、パンと水と希望があれば生きていくことができます。現在自殺をお考えのひとも、自殺のサイトをときどき利用されているひともご自身の希望を大切になさってください。

Ghettoを作ってから長い時間が流れました。


参考記事
ydet.hatenablog.com

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奇妙な夢と寝言

この3年ほど、就寝時に奇妙な夢を見ます。

夢の中には、部分的にさまざまな暴力や性的な内容が含まれていることが多いです。

ときどき寝言になっていることがありますが、詳細は端折ります(笑)

僕の場合は、極端に欲求不満があるわけではないし、願望や嗜好は一応正常な範疇のはず(?)です。

しかし、明らかに自分の内心や深層心理にあることとはかけ離れていたり真逆だと感じられることが、夢の中に多々出てくるので寝起きは不可解な気分になることがあります。みなさんの中にもこういう症状のひとはいませんかね?

そういう夢を見始めるようになる時期に、深刻なトラウマになるようなことがあったわけではないし、現在は定期的に摂取している薬やサプリメントもありません。

最近、野菜サラダをモリモリ食べるようになって寝付きはよくなったので、もうメラトニンも飲んでいません(メラトニンを飲むと副作用で悪夢を見ることがある)。また山登りなどの為に考案した独自の有酸素運動を実施しているので、体調面の不安は以前ほど抱えてはいません。

だから、就寝時に見る夢と因果関係のある対象がぜんぜん分からないということがすっごい不思議です。しかし、夢のほうは完全に悪夢である場合は少なく、楽しい内容のときもありますが、エロスとタナトスが集中しているので読書傾向にも多少変化がありました。

近年は、そういうこととは無縁の牧歌的なエッセーやひとが死ぬことの少ない純文学の古典作品を読み返したりもしています。

なぜ、夢の内容を記憶しているのかというとグロテスクなことが多いからで、寝起きは心臓がややバクバクしたり動悸が激しくなっている(血圧も脈拍も心臓のサイズも正常ですが)ことがあります。でも夢の細部までは少し時間が経つと忘れてしまいます。

結局、就寝時の夢の内容が現実に影響することは多くないのでさほど問題はないと思いますけどね。

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14周年

管理しているサイトGhettoは今日で14周年です。

最近は、リンクコンテンツのいのちの駅のほうにアクセスが集中してきましたが、そちらで扱っている内容も関係し、本ブログではネガティブな内容が中心になることもあります。

しかし、30年以上生きてみて思うことは、世の中には完全な悪人というのはほとんどいないということです。

ときどき、個人に対して一方的に不条理なことを言ってくるひとはいるけど、アートの観点から考えて人間性の低いひとが救われることはありませんし、そのようなひとが抱えている問題の本質が変わることもありません。これは以前あるひとから教わったことです。

そもそも、頻繁にキレたり、どうにでも解釈できることを非難するひとの場合は、細かいことを問題視しなければいけないくらい臆病ですが、その反面まじめすぎます。

しかし、特に日本のような高信頼社会の風土に入ると、多少教養があって寛容で腰の低いひとのほうが長期的に考えると得をするようになっています。

それにしても、14年はあっという間だなあ。

今、僕がこう感じているのは、現実とネットの世界では情報の様式が異なることが関係(ネットの世界は情報が圧縮されている)し、時の流れが二分化されているからでしょう。

しかし、ひとによってその割合は異なるものの、二つの時間の中を生きるということは、けっこう幸せなことでもあると僕は思っています。

なぜかというと、多少忙しくともシンプルに自分が幸福を感じる時間のほうの割合を増やせすことで、人生の幸福度も上げることができるからです。

今、こうしてデバイスのディスプレイに向かって文書を書いている間も、Ghetto(旧自殺サークル)を作ったときと変わらず穏やかな時間が流れています。

といっても、現在の僕はどちらかというとネットに接続している時間は長いほうではありませんが、二進法で伝達されるシグナルにけっこう救われてきました。

ちなみに、今は出先です。どうにでも解釈できる言い方になりましたけど、戻ったらワインを開けようかな。

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By ゆでたまごたまごん(夕焼けの美しいある町から言葉を寄せて)


参考サイト
www.cotodama.org

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きりひと讃歌

きりひと讃歌』とは

今回は、最近読んでいた手塚治虫の漫画『きりひと讃歌』の紹介です。

本作の舞台になった病院のモデルは、『白い巨塔』のモデルにもなった大阪大学医学部で、こちらは手塚治虫の母校でもあります。一応、医療漫画なので本作でも日本医師会の奇妙な仕組みについて多少学習することができます。

主人公は、モンモウ病という骨格の変形する奇病の原因を調べていた内科医の小山内桐人です。感受性が豊かで、多くの言葉を知っている小山内が、多少問題のある行動を取りながらも葛藤や苦悩を乗り越える姿が印象的でした。

彼は、大学の医学部でモンモウ病の患者を担当していましたが、この病気が川の水や土によるものだという説を唱えていて、ある日、モンモウ病が多発していた犬神沢村へ調査へ行くことになります。

しかし、小山内を陥れる計略が進められていることを犬神沢村へ調査へ行く前の彼が知る由もない。
 
犬神沢村では、昭和の途中まで存在していたと考えられる外部の情報が届き難い村社会のシステムが見受けられます。

村の中では、村長の男が小山内にご馳走を供すと告げますが、そのご馳走とは人間関係が濃厚な共同体のイニシエーションの隠喩で、実際に供されたのはたづという村娘でした。

最初は戸惑う小山内でしたが、たづと深い関係になっていきます。しかし、彼女は狼藉者に殺められてしまい、小山内自身も本人にはいっさい知らされずに法外な方法で医局を除籍され、現代であっても世間の注目を浴び騒ぎになりそうな事件が頻発します。


本作の位置付けと読み方

本作は、『アドルフに告ぐ』や『奇子』や『MW(ムウ)』と並ぶ大人向けの手塚作品に分類できます。こういう作品は子供のときにさっと目を通したことがあっても、日常的に読書するようになったり、一般常識が理解できる大人になってから読むと面白さが分かります。

作中では、モンモウ病を罹患した白人の修道尼ヘレンの祈りの描写などを中心に、キリスト教の影響を受けていると推察できる場面が多く見受けられます。

しかし、そのヘレンも非力な女性に対し、時折異常な感情を示す情緒不安定な小山内の同僚だった占部に襲われてしまいます。

ちなみに、竜ヶ浦や占部は他のひとの基本的な権利を侵害し、この職業の人間にあるまじきことをしています。一般のひとは知らないひとが多いけれど、彼らは厚労省医道審議会からも問題視されかねないことをしています。

小山内は、数奇な運命に翻弄されながらも困難を乗り越えていき自論の証拠を掴み、徐々に真実に光があてられていくことになります。

間違った人間の葛藤や苦悩もリアルに描写されていることも印象的でした。複数の視点から分析したり、突き詰めて考えてみると、彼らのことをただの悪意の持ち主と雑に決め付けることは難しいとも思いました。

筆者は、子供の頃に『BLACKJACK』や『リボンの騎士』や『火の鳥』などの作品を読んでいましたが、本作の読後は改めて手塚治虫の漫画から教わった人生訓や処世術というものは、概ね正しいとも思いました。

手塚作品は、本作からコマ割が細やかになり、登場人物の心理描写が繊細になっていきます。おそらく当時の手塚治虫が低迷期だったことで、登場人物の心理描写に深みと美が宿ったのではないでしょうか。


参考作品
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%B2%E3%81%A8%E8%AE%83%E6%AD%8C-%E6%96%87%E5%BA%AB%E7%89%88-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%85%A83%E5%B7%BB%E5%AE%8C%E7%B5%90%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB/dp/4091919480/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1507464437&sr=8-1&keywords=%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%B2%E3%81%A8%E8%AE%83%E6%AD%8Cwww.amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%AB%E5%91%8A%E3%81%90-%E5%85%A85%E5%B7%BB%E5%AE%8C%E7%B5%90%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E7%89%88-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/dp/B002DEKKNS/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1507465479&sr=8-1&keywords=%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%AB%E5%91%8A%E3%81%90www.amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%87%E5%AD%90-1-2%E5%B7%BB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E6%89%8B%E5%A1%9A-%E6%B2%BB%E8%99%AB/dp/B002DEKL8W/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1507465640&sr=8-1&keywords=%E5%A5%87%E5%AD%90www.amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/%E6%89%8B%E5%A1%9A-%E6%B2%BB%E8%99%AB%E6%BC%AB%E7%94%BB%E5%85%A8%E9%9B%86-%E5%85%A83%E5%B7%BB%E5%AE%8C%E7%B5%90-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/dp/B002DEKLHI/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1507465748&sr=8-6&keywords=MW%EF%BC%88%E3%83%A0%E3%82%A6%EF%BC%89www.amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/%EF%BC%AD%EF%BC%B7-%E3%83%A0%E3%82%A6-%E7%8E%89%E6%9C%A8%E5%AE%8F/dp/B00G8AAX44/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1507465748&sr=8-1&keywords=MW%EF%BC%88%E3%83%A0%E3%82%A6%EF%BC%89www.amazon.co.jp

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ラッキーな手相

こちらの手相の情報は、最近ネットで知りました。

僕は、自分ではどちらかといえば運がいいほうだと思っているのだけど、その秘訣は手相も関係しているのかもしれない。

といっても、けっこうそそっかしいです。

最近も、どこかに通話用に持っていた携帯電話を忘れてしまいました。

そして、その携帯電話の料金をうっかり払っていなかったので、メールアドレスのほうが無効になった可能性があり、再取得しようとしている状態です。

さて、話を戻します。

僕の掌には、『M』の文字が刻まれています。

これは、逆から見ると『W』にも見えますね。


参考サイト
www.excite.co.jp

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